これまで「江頭2:50監修のドーン!カレー」や、「激辛を銘打った馬鹿ヤローカレー」の進化版である「超激辛の大馬鹿ヤローカレー」など、まともじゃない(と言ったら失礼になる?)味を引き、身体を張った記事を書いてきた筆者ですが、今回等々”まともな”カレーを引くことが出来ました。
今回担当するカレーはこちら。
そうです、”河豚(ふぐ)”です。
フグなのかフクなのか問題ですが、“Wikipedia”によるとこんな背景があるようです。
下関など西日本では、フグの事を濁らずに「ふく」と呼ぶ場合が多い。
これは、フグが「不遇」に繋がり、フクが「福」につながるからなど、諸説がある。
若年層は普通にフグと発音することも多い。
筆者は「フグ派」ですが、これまでの不遇も福に変わり、今後の記事では高そうで美味そうなまともなカレーばかりと出逢えることを期待し、「フク派」に転向しようと思います。
■お味の方は…
パッケージの後ろには、「河豚本来の味に、香り・辛味が絶妙にマッチした新感覚のカレー」と書かれていて、期待に胸がふくらみます。
サトウのごはんもふっくら炊きあがり、温めたルーをかければ、筆者が本気を出さずともマーベラスな一枚が撮れてしまいます。
普通に美味い。あくまで普通に美味い。
お世辞レビューはふくまない方針なのでハッキリというなれば、新味覚ではない。書いてあったように香りも辛味も普通のシーフード、というのが本音です。
河豚自体は「あぁ、これがフクか」とちゃんと分かる大きさで、食べごたえもあります。
■ただ、ふくカレーの本質はそこじゃなかった。
第三回の収録も終え、普通のカレーでは若干物足りなさを感じ始めている筆者ですが、同じように社内でカレーション企画を執筆している皆を見渡してみたんです。
そこには、”幸福”がありました。そうです、笑顔です。
……あ、全員がふくカレーを食べている訳ではありません。
カレーを美味しそうに頬張り、満面の笑みで満腹を迎える瞬間。
まさに至福のひとときに社内が溢れていました。
人は不確かな未来に目を向けがちですが、足を止め、今あるものを見つめ直してみては如何でしょうか。
家族・同僚・友達・恋人、身近なものにこそ”ふく”があることを気づかせてくれたこのカレー。
読者の皆様も、この記事をフックにふくカレーをたらふく食べてみては。
おいしさ:★★★☆☆
まんぷく:★★★☆☆
こうふく:★★★★★
ふくカレーはこちらから購入出来ます。