大阪ではじめて創業した西洋料理店「自由軒」。
街の人々はこぞって新しい味を嗜むために店に訪れたそうです。自由軒のメニューのなかでも最も人気の高いカレーライス。
このメニューの誕生は明治43年にさかのぼります。
現在のように炊飯器でご飯を保温することができなかったため、仕方なく冷めたご飯にカレーをのせてお客に出していましたが、「いつもお客様に美味しいカレーを食べていただきたい」という創業者の想いから生まれたのが“混ぜカレー”、現在の「自由軒 名物カレー」でした。
また、現在カレーのトッピングといえば、福神漬けやらっきょうを思い浮かべる方が多いと思いますが、生卵にも隠れたファンがいるのではないでしょうか。
筆者もそのうちのひとり。2日目のカレーをご飯によそり、生卵をそろりと落として食べるのが大好きでした。
実はこの「カレーに生卵を乗せる」という方法は、自由軒が最初に行ったのだとか……!
当時はまだ高級品だった卵をカレーにのせたので、お客さんは大喜び。
熱くて辛いカレーにマイルドさが加わり、さらに栄養素も高まるので、瞬く間に大人気メニューとなりました。
そんな自由軒から2007年にレトルトカレーが誕生。
昭和に入る頃にはマスコミの力も手伝って、全国からお客さんがやってくるような大人気店になりました。そのため都心部への出店検討もあったそうだがすべてお断りしたそう。
「自由軒の味を守りたい!」というお店の方々の想いの強さがわかるエピソードですね。
それでもやはり全国のみなさんに食べてもらいたい、とレトルトカレーを2007年に発売しはじめました。
というわけで前置きがながくなりましたが、今回はこの「自由軒 昔ながらの黒ラベル」を実食します♪
販売されているのはカレーのルーのみですが、やっぱり卵も一緒にたべたくなってしまい購入してしまいました(笑)
まず驚いたのが、カレーの中の入っている手羽先のおおきさ!
スプーンからはみでる程のボリューム。レトルトカレーでここまでしっかりしたお肉が入っているのもなかなかないですよね。
フライドガーリックが使われているので、すこしスパイシーで香ばしいお味。食欲をそそります。また、自由軒のオリジナルパウダーが入っているので、他のカレーとはひと味違う、奥深い味わいを楽しむことができます。
そして、卵とお肉とルーをからめて食べるのが最高においしい……!
まりやかな口当たりに最後にピリッとスパイシーさがのこります。
お肉と玉ねぎしか使っていないのに、濃厚な口あたり。
やはりスパイスに秘密があるのでしょうか……。
大きな手羽先お肉がごろごろ入っているので食べ応えは抜群!
ぜひみなさんも食べてみてくださいね♪
【参考】
※難波本店 メニュー紹介 – 自由軒オフィシャルサイト
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