筆者が今回食レポを担当するのは、『八重垣 純米 山田錦カレー』!
飲めないくせにお酒が大好きな筆者。前々から当選者が現れないこのカレーを見ていて、ひそかに「当たればいいな」と思っていたんです。喜びもひとしお!
こちらがその全貌です。
ちょっとフィルターなんかかけてみたり、角度なんかつけちゃったりして、完全に浮かれきっています。
■よく聞くけれど、意外と知らない「山田錦」とは?
Wikipedia先生によると、山田錦とは……
イネ(稲)の品種の一つ。主に日本酒醸造に用いられており、酒造好適米の代表ともいわれる。
なるほど、代表的な“日本酒のもと”なのですね。これは日本酒の味わいにも期待がもてそうです!
ふむ。黒毛和牛のひき肉を使用ですか……。
黒毛和牛なら薄切りやカタマリでいただき、サシのとろけっぷりや赤身部分との絡まり具合を舌で感じることこそが至福だと思うのですが……。あの食感を味わいたかったな、という残念な気持ちは拭えません。
牛ひき肉にしたのも、キーマカレーとして仕上げたのも、全て「純米酒の香りを閉じ込め」るためとのことなので、ひとまず確かめてみましょうか。
■赤みがかったルーが出現!
普段はレンチン一択な筆者。今回は丁寧に湯せんにかけます。杜氏になった気分で、ちょっと手間ひまかけて支度をします。
開けてみると、結構赤みが強め。
うっすらと見える黒色や赤色の点々。スパイスでしょうか? なんか辛そう……。
■(山田錦の)一瞬の風を感じろ
一口すくって食べてみたところ、まず感じたのはトマト味! そしてなかなかピリ辛です。普段から中辛以上を食べている人にはそれほどでもなさそうですが……筆者には辛めに感じました。
そして日本酒(山田錦?)の味は……全く感じられず。もう少し日本酒の芳醇な味わいがあるかと思ったのですが。
ちょっとがっかりしながらスプーンを口に運んだそのときです。
え? ふわっ……?
……!? やっぱり日本酒の香りがする!
スプーンを口に運ぶ瞬間、微かにですが日本酒の香りがしたんです。
というか、この一瞬に“山田錦”を感じろってこと!? 高度すぎません!?(笑)
ですが、この“一瞬の(山田錦の)風”を感じたいがために、スプーンを運ぶペースはぐんとアップ。あっという間に完食してしまいました。
結論からいえば、”アツアツで湯気が出ているうち”に食べるのがおすすめです。冷めると風を感じられなくなるんでね……。
■総評:隠れてスキをうかがっている醤油味に気をつけろ!
味 ★★★☆☆
辛さ ★★★☆☆
一瞬の山田錦度 ★☆☆☆☆
醤油味の暴れん坊度 ★★★★★
評価はこのとおり。特筆すべきは、隠し味であろう醤油の暴れっぷりです。
裏面を眺めていて、「このカレー、醤油が入っているのか。言われてみれば醤油味がするような……」と思ったのですが、それからは醤油味がトマト味を押しのけて、永遠につきまとってくるようになりました。
『ルビンの壺』という“だまし絵”があるじゃないですか。人の横顔のようにも壺のようにも見え、どちらか一方を認識すると、もう一方が見えにくくなるあの絵。このカレーも似たような感じです。
個人的には“もうひと頑張り”感が強かった山田錦カレー。『宇奈月ビールカレー』もそうでしたが、製造の工程でお酒の成分が飛ばされてしまうのではないでしょうか。お酒×カレーって実は難しい組み合わせなのかな……?と思いながら、スプーンを口に運んでいました。
そして完食後、筆者はあることに気づいてしまったのです……。
賞味期限!!!!!!(笑)
カレー曜日でなかなか当たらなかったからか、過ぎてしまっていました。皆さんはぜひ、賞味期限内にお召し上がりくださいね!
【参考】
※ 山田錦
【お酒系カレーを攻めたいあなたに】
※ 「獺祭あります!」からひも解く!山口が誇る逸品・獺祭の酒粕カレーとは
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