「高級な牛肉」といえば、皆さんは何を思い浮かべますか? 有名どころでいえば、松阪牛や神戸牛、近江牛などがありますよね。筆者の地元である岐阜件では飛騨牛が有名ですが、こちらも全国的に知名度の高いブランド牛です。
ですが、これらの有名ブランド牛と肩を並べるほど美味しいのに、知名度はそこまで高くない、いわば“知る人ぞ知る”ブランド牛が日本にはまだまだたくさんあるんです。
今回ご紹介するカレーには、“ツウが知るお肉”として評価が高い、茨城県で育てられた“常陸牛(ひたちぎゅう)”のお肉が入っているとのこと!
常陸牛とはいったいどんな牛肉なのでしょうか? そして、そんな常陸牛が入ったカレーの味やいかに……。
「常陸牛」ってなんなの?

『常陸牛カレー』をいただく前に、まず常陸牛について調べてみました!
なにやら常陸牛は、『茨城県常陸牛振興協会』が認定した牛肉にのみ与えられる、格式高い牛肉なんだとか。参考となるサイトには、常陸牛について詳しく記載されていました!

常陸牛とは……
~ 常陸牛の定義 ~
「常陸牛とは,指定生産者が茨城県内で最も長く飼育した黒毛和牛の内,(社)日本食肉格付協会の枝肉取引規格が歩留A等級又はB等級かつ肉質等級が5等級と4等級のもので,茨城県常陸牛振興協会が認定したものとする。」
茨城県常陸牛振興協会
常陸牛の歴史……
~ 茨城の肉用牛の歴史 ~
天保3年12月(1832)徳川斉昭公が現在の水戸市見川町に桜野牧を設け黒牛を飼育したという記録が残っています。
その間、時代を重ねて、昭和51年7月に茨城県産牛銘柄確立推進協議会が発足し、本県の優秀な黒毛和種を『常陸牛』と命名、昭和52年には現在の茨城県常陸牛振興協会が設立されました。
茨城県の黒毛和種は県北部地域に定着し、その後県内各地に広がっていき、生産者のたゆまぬ努力と精進の積み重ねの結果、品質が高く力強い銘柄牛『常陸牛』が高く評価されるようになったのです。
なんと常陸牛は、5等級と4等級の上質な牛肉であり、元をたどると茨城県の上質な黒毛和種だったのです! そんな高級牛が茨城県で生産されているなんて、お恥ずかしながら筆者は知りませんでした。
また、「常陸」という言葉の由来は、どこまでも続く道”直通(ひたみち)”が語源という説があります。昔から常陸牛は、広大な土地でのびのび育っていたのかもしれませんね!
「肉のイイジマ」とは?

常陸牛の生い立ちを勉強したところで、さっそく常陸牛カレーを作っていきましょう!
パッケージはシンプルな白地に、“常陸牛カレー”とでかでかと書かれています。和牛らしい筆字がいい味出してます。

こちらはパッケージの裏側。なにやら小さい文字でなにか書かれていますね……。

画像を拡大してみると、「常陸牛専門店 肉のイイジマだからできるコクと旨味とは」との記載が……。
『肉のイイジマ』って何なんだ! おそらく常陸牛カレーを作っているお店だと思うのですが、常陸牛の歴史を知らべるのに夢中で、まったくノータッチでした……。
「肉のイイジマ」(納得)

とても気になるので、“肉のイイジマ”についても調べてみました!
茨城県水戸市に実店舗を構える肉のイイジマは、「made in 茨城の美味しいお肉を自信を持って」というスローガンを掲げ、日夜常陸牛を全国に発信している精肉店のようです。
実店舗やインターネットにて常陸牛が購入可能で、美味しい常陸牛を求めて全国から注文があるんだそう!

もちろん公式サイトには『常陸牛カレー』の姿もありました!
単品(税込980円)の他に、『常陸牛カレーギフト』として、2個入り(税込2,020円)、4個入り(税込4,220円)、6個入り(税込5,980円)の、お得セットも販売されています。

また『常陸牛カレー』の他にも、『和牛カレー』や『ローズポークカレー』なども販売されていました!
やっと常陸牛カレーを食す!

さて! 肉のイイジマについて理解したところで、今度こそ常陸牛カレーを作っていきます。
箱から中身を取り出して、銅色に輝く内袋をお湯の中に投入! 約5~7分間沸騰させたらお皿へ移します。

カレーションではお馴染み『サトウのごはん』の横にそっと流し込みます。一見ふつうのレトルトカレーと変わりないように見えますが……満を持して食べてみたいと思います!
※ カレーは電子レンジで温めることもできます。ぜひお好みの方法で作ってみてくださいね!
常陸牛のファンになっちゃう!

それではいざ実食!の前に、スプーンでルーの中をつついてみると、大きな塊が3、4個沈んでいるのが分かります。
思い切ってサトウのごはんの上に並べてみると……! 常陸牛と思われる物体がたくさん出てきました!
まるでレトルトカレーだということを忘れてしまうほどの存在感……。つくづく思うのですが、この『Currytion(カレーション)』で取り扱うレトルトカレーは、どれもお店で食べるようなボリュームがあり、こだわりも尋常じゃありません。

ではサトウのごはんとルー、常陸牛を一緒にいただきましょう!
常陸牛の食感・・・★★★★☆
筆者は今回、初めて常陸牛を食べましたが……トロトロでめっちゃ柔らかい! 口の中に入れるとすぐ舌の上で溶けてしまいました。
常陸牛の量・・・★★★★☆
大きな塊で4切れほど見つけることができました!
ただとても柔らかいので、ルーの中に崩れた残骸がちらほら……。
これがまたカレーに溶け込んでいい味出してると思うのですが、個人的には塊でもっと食べたかった!
常陸牛のうまさ・・・★★★★★
味は申し分なしの“星5つ”です! 高級な牛肉は人並み(平民以下)に食べてきましたが、これまでの食べたブランド牛に勝るとも劣らない美味しさでした。
辛さ・・・★★★☆☆
カレーは牛肉の旨味が溶け込んだ、まさに“コクと旨味”が感じられる味!
サトウのごはんとの相性も抜群で、程よい辛さが食欲をかきたてます。「1袋じゃ物足りない!」と思うほどの味と魅力を感じました!
いかがでしたか? 常陸牛を食べたことのない人には「絶対に食べてほしい!」と思うほど美味しいカレーです。
1袋から購入できますが、ぜひギフトセットで購入して、常陸牛カレーを存分に楽しんでくださいね!
【参考】
※ 肉のイイジマ
【画像】
※ カレーストリート
※ 肉のイイジマ
※ 茨城県常陸牛振興協会
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