突然ですが筆者はお肉好きです。貴重なタンパク源。我々の筋肉、髪や肌など健康な体を作ってくれるお肉は本当に素晴らしいものです。
そんな牛肉、しかも上質な“佐賀牛”がなんとレトルトカレーに登場したというのだから、いただかずにはいられません。
それが、『佐賀牛ビーフカレー(中辛)』。キャッチコピーには「佐賀で育った至福の逸品」と書かれており、期待に胸が躍ります。
さて、どんな至福が待っているのでしょうか。
■パッケージはまさに高級感!「佐賀牛ビーフカレー」に期待が高まる
『佐賀牛ビーフカレー』。「馬から落馬する」みたいなネーミングですが、パッケージは漆黒の背景に、金ぴかの毛筆体で、力強く「佐賀牛」と印字されています。
まさに高級感が伝わります。あまりにもツヤツヤのパッケージなので、写真に筆者も写り込んでしまうほど。
そして左下には、同じく金ぴかの毛筆体で「肉はたけしま」と書かれています。調べてみると、大阪に店を構える創業60有余年の和牛専門店だそう。
どうやらこのお店が販売元のようです。ていうか、佐賀じゃないんだ。
そもそも、肉好きの筆者ではありますが、佐賀牛のことはあまりよく知りません。そんな無知の方々のために、パッケージの裏には丁寧にこんな説明書きが。
肥沃な大地で育った和牛の最高峰、佐賀牛。
佐賀牛のふるさとは、おだやかな気候で肥沃な平野に恵まれています。
佐賀の優しい環境は、北部の天山・背振山系と南西部の多良岳にいだかれ、澄み切った空気、豊富な山野草、美味しい水等、黒毛和牛を育てる良い環境に恵まれています。
すごい。佐賀の地理、詳しくないけど、とにかく最高峰の黒毛和牛を育てるのに最適な気候と環境を兼ね備えている模様。これは期待できそうです。
■至福の逸品、『佐賀牛ビーフカレー』をいざ実食!
はやる気持ちを抑えられない筆者は、さっそくレトルトパウチを湯煎!
待つこと約7分。温めたサトウのご飯の上にドクドクとかけて、カレーライスを完成させていきます。
まず、香り。八角に似た、独特のスパイスの香りが漂ってきます。材料を調べてみると“チャツネ”という南アジア・西アジアを中心に使われているソースが入っているそうです。
この香りの正体が“チャツネ”かどうかはわかりませんが、どうやらカレーに入れるととてもおいしいらしいです。
これは楽しみ。さっそく実食してみましょう!
うん、普通においしい。ビーフカレーにありがちな濃いめのカレーですが、重くもクドくもなく後味もとてもさっぱり。“中辛”の辛さはそのままに、リンゴピューレやデミグラスソースも絡んでいるので、甘みがありコク深い味わいです。
これはどんどんスプーンが進みます。
そして、肝心な主役の“佐賀牛”は……
こちらです。決して大きくはありませんが、角切りで食べごたえのありそうな佐賀牛がお目見えしました(ピンボケしてすみません)。
そして、口に入れるとびっくり! 脂がしっかりのっているので、ホロホロにほどけていきます! でも、赤みの部分は噛みごたえバツグン。噛めば噛むほどジュワジュワっと牛肉の旨味があふれ出てくるのです。
これが、最高峰。
まさに至福。
生まれてきてくれて、ありがとう佐賀牛。
感動と感謝の気持ちでいっぱいになったその時、あることに気づきました。
あれ、佐賀牛これだけ……?
なんと、3切れしか入っていません!
カレーをかき分けて探しても3切れ。あんなに、わかりやすく佐賀牛推しのパッケージなのに、たった3切れ……。
幸せは長くは続かないということを身に染みて感じました。
■とはいえ至福のひととき…総評は?
カレーの味 ★★★★☆
辛さ ★★★☆☆
コスパ ★★★☆☆
至福感 ★★★★☆
全体の総評としてはこちら。カレーは濃かったのですが、気にならないほどさっぱりしておいしかったです。辛さもちょうどいい。
コスパは、評価がとても難しいですね。金額はAmazon価格で税込1,033円。普通のレトルトカレーの相場感でみるとお高めです。
でも、佐賀牛自体がとても高級。3切れとはいえども、極上お肉をこの値段でカレーと一緒に味わえることを考えると、もしかしたらコスパはとてもいいのかもしれません。
至福感は★4つ。完全に至福のひとときを味わえたので、これも評価は高め。ただ、その後のがっかり感が足を引っ張ってしまったので、-1です。これは、どのくらい佐賀牛が入っているかをあらかじめ明記してくれれば、防げたと思います(ものすごく上から目線ですみません)。
でも、せっかく和牛専門のお肉屋さんが作った佐賀牛のレトルトカレーであれば、もっと値が張ってでも、惜しみなく佐賀牛を愉しみたかったというのが、わがままな筆者の本音です。
普段滅多に食べられない上質な佐賀牛が、幸せを運んでくれるのは間違い無しです。
【参考】
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