山本元帥のやさしさ伝わる五十六カレー

■戦士の短い休息

静岡わさびカレー」「悪魔のカレー」との激しい戦いの末、私は死地から帰還しました。

ですが、すでに胃腸の限界を迎えていた私はもう動けません。思わず倒れこんでしまいました。

もはや、私にはカレーを消化する力は残っていないのか。

諦めかけて力なく空を仰いだその時、一人のおじさんが手に何かを持って天から降りてくるのが見えました。

あれは天使で、もうすぐ私を「ぱらいぞ」に連れていってくれる……。

そう思ったのもつかの間、おじさんは私に向かって、手に持った何かを投げつけてきたではありませんか。

思わずキャッチしてしまったそれは、四角の平たい形の箱でした。「五十六カレー」と書いてあります。

「五十六」という名前に心当たりのある私は、立ち上がり、おじさんの方を向きましたが、おじさんの姿はもうどこにもありませんでした。

今となっては、この出来事が本当のことなのか私自身判断がつきませんが、第三回カレー回のクジを引いたとき、私はいつの間にかこの「五十六カレー」を持っておりました。まことに不思議な白昼夢でありました……。

 

■海軍のカレー事情

カレーの味について話す前に、まずは海軍のカレー事情についてお話ししましょう。

こちらのパッケージをご覧ください。

iOS からアップロードされた画像 (8)

iOS からアップロードされた画像 (9).jpg

一枚目の表面左上にある肖像は旧日本海軍総帥の山本五十六にございます。日本軍の中でひとり開戦に異を唱え、後世には彼の数多くの名言や逸話が伝えられております。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」という言葉を既にご存知の方も多くいらっしゃることでしょう。

このカレーは、「山本五十六元帥が航空隊の副長だった頃、暑気払いとして辛口のカレーを食べさせたという逸話」を基に産まれた逸品です。

また、山本の生誕地である越後長岡にちなみ、地元名産のマイタケをふんだんに使用しております。

今では海上自衛隊が毎週金曜日にカレーを食べることはよく知られておりますが、戦前の将校達も同じカレーを食べていたと考えると、何やら感慨深いものがございます。

 

■優しいマイタケとピリリとしたルー

さて、日本海軍の歴史に裏打ちされた「五十六カレー」を食すにあたり、私はただ白飯にカレーを添えるだけでは飽き足らぬ心地が致しました。できることならば海の男達と同じ献立を味わいたい。

そこで現在海上自衛隊にて食されているカレーの献立を拝見すると、彼らはライス・カレーの他にサラダ・ゆで卵・その他揚げ物と一緒に食しているという事実に辿り着きました。

私は急いでコンビニエンスストアにてサラダとゆで卵とポテトコロッケを買い、即席の海軍カレーを再現致しました。

iOS からアップロードされた画像 (7)

なんとも美味しそうな一皿ではありませんか。

肝心のお味はというと、

よく炒めた野菜の旨味が感じられるピリ辛のルーと、優しい歯ごたえのあるマイタケがさっぱりした味わいで、まるで私の胃腸が癒されるような心地でありました。

思わずあっという間に完食してしまい、それはそれは天にも昇る心地でございました。

【評価】

辛さ:★★★☆☆

美味しさ:★★★★☆

優しさ:★★★★★

 

★購入はこちらから! ギフトなどにも★

五十六カレー

サトウのごはん 新潟県産コシヒカリ 3パック

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。