食べるか食べないかはあなた次第!国産うなぎの肝がたっぷり「真夜中のカレー」

筆者は、カレーに特別なこだわりはありません。

さらに言えば、辛いスパイスが好きではなく、カレーはもっぱら家でコトコト煮込んだ、野菜の甘味たっぷりのカレーが好みなのです。

そんな筆者は今回、“トンデモナイ”カレーに出会ってしまいました。それがコレ「真夜中のカレー」です。

この記事では、筆者の食した「真夜中のカレー」の真相と“未知の味”について紹介していきます。

※ノンフィクションのレビューのため、今目の前にこのカレーがあり、食べようとしている方は読まない方が良いかもしれません……。

◆金の月へ登って行く…うなぎが妄想へ誘うパッケージ

まず、パッケージについて説明しましょう。見て分かる通り“うなぎ”アピールが凄いです。

パッケージ表面には、インパクトのある2匹のうなぎがまるで龍のように天に登って行くよう。

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うなぎの登っていく夜空には金色の月が輝いています。う~ん、安っぽさが否めないですね……。Amazonでは600~800円で売っていたため当然でしょうか。

また、“国産”アピールも凄いのです。パッケージの裏にも横にも必ず「国産うなぎ使用!」と記載されています。

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レトルトカレーとはいえ、具材にこだわったのはよく分かりました。しかし、何故このネーミングセンスと“うなぎの肝”をチョイスしたのかは謎です。

高級品として好まれるうなぎがふんだんに使用されているにも関わらず、今のところ驚くほど「食べてみたい! 美味しそう!」という気持ちにならないから不思議です。

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さらによく見ると、「今夜のお食事に、夜食にいかがですか? ついでに・・・・」とあります。この「・・・・」には、食した人それぞれの妄想を掻き立てる効果があるのかもしれませんね。

うなぎ=精がつく、とはよく聞く話ではあるので、やや衰えを感じつつもたまには気合を入れたい中年男性向けの商品なのでしょうか?

そんな事を考えたら少し悲しい気持ちになってきました。やはり何度見てみても、23歳の女子がそそられる要素はないですね。

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個人的に気になったのは、「うなぎの肝は内蔵も含まれております。」「苦みを感じる場合がございますが、肝の味ですので安心してお召し上がり下さい。」の2行。

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どうやら味は濃厚で、少しほろ苦いカレーみたいです。魚介の肝が少し苦手な筆者はゴクリとツバを飲み封を開けたのです……。

◆ほろ苦さがクセになるどころじゃない!? 「うなぎの肝カレー」

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カレーに欠かせない白米には、サトウのごはん「あきたこまち」をチョイス!

サトウのごはんを生まれてはじめて使用したのですが、これは簡単に炊きたてご飯を食べられる上に、「あきたこまち」特有の甘さともちもちの食感がかなり美味しいのでオススメです。

ホクホクのご飯に、いざルーをかけてみると、何やらドロっとした中に肝らしきものを発見。想像していたよりも、具だくさんな様子でした。

「苦い肝が入ってんだよなあ…」そう思うとなんだかグロテスク。

想像以上に具材がボトボト出て来ました。(ここまで正直な表現を選んでいるのは、読者の皆様のためであることをお許しいただきたいです。)

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「いただきます!」

具材にいきなり行くのは怖いので、ルーをぺろり。

すると、パッケージには「中辛」とあるのですが、ほんのり甘く感じるほどまろやかな味でした。

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ピリっともせず、なんだか拍子抜けな味かも。

「お……思ったより肝がデカイな」

いよいよ、肝心の“肝”を食べてみると、少し後味に苦味があるものの、魚独特の臭みはなく、グロデスクな見た目もカレーのルーで緩和されており食べやすいのです。

ニンジンや玉ねぎも入っており、ご飯によく合います。

「うん、まあまあいけるな」

しかし口に入れて数秒後にそう感じたことを後悔しました。

「ゔッ…後味サイアク!!!!!!!」

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魚特有の生臭さはないものの、肝を食べれば食べるほど苦い味が口に広がっていくのです。しかも何匹分か分からない量(予想では2匹分なのではないか)の肝がどんどん出てきます。

ここで、完全に食べ進める気力がなくなってしまいました。

「いけるかもと思ったのは一瞬だったか」

しかし、諦められない性格の筆者は、少し濃い目のルーと肝の苦味をマイルドにしようと、牛乳を追加してみることに。

牛乳を入れて正解でした!

少しまろやかになったせいか、食べやすく感じることができました。

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心のキレイな方には分からないかもしれないのですが、筆者の後輩のYさんは、うなぎのカレーに白い液体がかかっていることで興奮していました。(ドン引きですね。)

牛乳が肝の苦味もまろやかにしてくれるため、苦味が得意ではない筆者でも完食することができましたよ。

「ご馳走様でした!」

_五十嵐 (4)

ここまで完食し、どうだったかと聞かれればこう答えます。

「もっと美味しいカレーが食べたかった。何ならうなぎは蒲焼きが一番美味しい。」

……以上!

 

【参考】

販売元:株式会社 北都
価格:648円(税込)

 

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北都 真夜中のカレー 220g

サトウのごはん 秋田県産あきたこまち 5食

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