『辻学園調理・製菓専門学校』をご存じですか?
2017年に創立100周年を迎えた歴史ある調理や製菓の専門学校で、数々の有名料理人を輩出し、その数は4万人を超えるともいわれています。
日本に住む人なら、外食の折にでもこの辻学園卒業生のお世話になっている可能性が高いですね。

さてさて、今回手に取ったのは『熊本あか牛 黒カレー』(税込600円)。こちらは辻学園が開発したレトルトカレーのようです。
“それはさぞや美味しいだろう”と、期待値マックスで実食してみました。

大阪を中心として、全国各地に調理・製菓の専門学校を開く「辻学園」の本気を、はたして感じられるのか…!
■あか牛を探しながら、黒カレーを実食!

お皿のチョイスを間違えて、ルーが溢れんばかりに盛られているのはご愛嬌。
黒カレーの黒は、カレーをじっくり煮込んだからこそ出る色味。しかしながら、黒は美味しさを演出する色としてはふさわしくありません。
実際に、“美味しそう”と思えるかどうかの紙一重の黒さです。
とはいえ、熊本のブランド牛「あか牛」が入っているんですから、美味しくないわけがないですね。
具を持ち上げてみると、大きい!

あか牛の出現を喜びかけたのもつかの間、一口かじってみると、この塊はジャガイモでした。

本物のあか牛はスプーンの先にひっかかるようにしてあるコチラ。
小さいけど、美味です。問題はただ、小さいというだけで。
■カレーの総評は?
味 ★★★★☆
辛さ ★★★☆☆
レトルトぽくなさ ★★★★☆
商品名に「熊本あか牛」とブランド牛を冠してしまっているため、どうしてもそこに目線が行きがちですが、カレー自体の味は……
甘すぎないし辛すぎない、バランスのとれた美味しさでした。
黒さが表している具を煮込んだ味の深みが、レトルトカレー感を消しているのか、もしかしたら家やお店で「力を入れて作ったカレー」と嘘をついて出しても、それなりに騙せるかもしれません。
これぞ、約4万人の料理人を生み出した辻学園の本気……ぜひ召し上がってみてください。
それにしても、たくさんある具材の中からなぜ「熊本あか牛」をあえて選んだのか、気になるところです。
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