
一日中そのニオイがとれない料理ってありますよね。
人に会う前などは食べることをはばかられるような、食べるタイミングを選ぶメニュー。例えばどんな料理があるでしょうか?
筆者の好物で言えば、カレー、もつ鍋、焼肉、餃子……といったところでしょうか。キムチ、納豆も口に残りますね。筆者自身はニオイにかなり敏感な方で、人に会う前にこれらのメニューを食べることはありません。
そして、他人のニオイにも敏感です。
他人の吐息がかかるのなんて、すごく苦手。朝の満員電車で、隣の人の吐息が首や耳にかかるあの瞬間なんて鳥肌もの。友人にふーっと息を吹きかけられることすら抵抗があります。
で、何の話かといいますと、今回は、“猪豚肉のカレー”を食べます。
■「猪豚カレー」はどんなニオイがするのか
今回ご紹介するのは、『猪豚 キーマカレー トマト風味』!
天空の秘境で育ったヘルシーで脂身が甘い猪豚。上野村産ミニトマトを使用して、さわやかで深みのある味に仕上げてみました。
とあります。猪豚とは、イノシシとブタの交雑種で、食肉用に飼育されている家畜なんだとか。勝手なイメージですが、猪の臭みは薄そうな印象があります。
パッケージもなんだか爽やかです! 早速、いただいてみます。
普通に盛りつけたつもりが、たまたまおかっぱ頭に見えたので、筆者が最近ハマっているサクマ製菓さんのキャンディー『いちごみるく』の包み紙をリボンにして、飾りつけてみました。
あ、なんか違う。可愛くもない。(笑)
″猪豚×いちごミルク”……、なんともアンマッチングなので、すぐに外しました。
気になる香りは、普通のカレーと同じく、スパイスが効いた香ばしいもの。猪豚から出る獣臭を紛らわす効果がありそうです。このようなカレーは食べたときのニオイが大事。さあ、いただきます。
■意外と気にならない! 猪豚のニオイ
う~~~~~~~~~ん。
一言でいえば、わるくない!
猪豚のお肉は細切れになっていて、思ったよりクセは強くないです。ルー自体は、トマト風味で少し酸味があります。「少し辛いトマト風味のキーマカレー!」といった感じ。
自分でこのカレーを作ったのなら、「うーん、おいしい!」って言ってしまうかもしれません。喉に辛さが残ります。(伝わりますかね、このくらいの辛さって表現……!)
筆者は以前、『熊カレー』を食べたのですが、そのとき感じた″熊肉臭”に比べると、猪豚肉はぜんっぜん臭みを感じませんでした。さすが食肉を目的として開発された品種なだけあります。
ただ、「猪肉自体は、本来どんな味がするんだろう?」と気になりました。
少し調べただけでも、唐揚げやら、赤ワイン煮、ネギ味噌炒め、ガーリック焼き……と様々なアレンジメニューがあり、一般の家庭でも料理されているようです。そのくらい、猪肉は広く受け入れられているお肉なんでしょう。
ならば、「猪豚カレー」ではなく「猪肉カレー」でもよかったんじゃないかな、と思う筆者でした。ごちそうさまでした。
■総評!
味 ★★★★☆
辛さ ★★★★☆
キーマカレー感 ★★★★★
お肉の臭さ ★★☆☆☆
~食事から10時間後~
口の中のカレー臭が取れない!!!!!!!
普通のカレーにしても、キーマカレーにしても、ちょっと抜けなさすぎやしないか?というレベルです……。これが“猪”豚のパワーなのでしょうか。これは“猪肉”でなくて正解だったな、と思う筆者でした。
歯磨きをしても、なんとなく感じられるカレー臭……ポジティブにいえば、余韻に長時間浸ることができる猪豚カレーでした!
【画像】
※ 猪肉のフリー素材・・・photoAC/https://www.photo-ac.com
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