長崎県といえば、歴史のなかで、様々な外国のものや文化が出入りしてきた土地ですよね。
なかには、中国・ポルトガル・オランダなどの食文化と日本の文化が混ざりあったものもあり、独自の食文化が形成されています。
今回は、その長崎県から生まれた代表的な郷土料理・角煮がふんだんにはいったレトルトカレーをご紹介します。
■西洋と東洋のコラボ料理?「長崎卓袱料理」の代表・角煮の歴史
長崎県の異国情緒あふれる郷土料理のことを「卓袱(しっぽく)料理」というそうです。
中国料理や西洋料理が日本風にアレンジされた宴会料理のことで、主客が一卓を囲む形式で江戸中期、特に流行したそう。
卓袱の本来の意味は、卓のおおい布のことで、それが卓および“卓上の料理”の意味になりました。初めに小菜、次いで温菜が提供され、豚の角煮や食後の汁粉などが特徴なんだとか。(※1)
長崎に観光に行くと、角煮ラーメンや角煮まんじゅうなど、濃いめのトロッとしたソースによく絡んだ豚の角煮を使った名物料理がよく見られます。
それほど、角煮は江戸時代の日本人からよく愛されてきた郷土料理のようですね。
■角煮がゴロゴロ!「長崎豊味館 角煮カレー」を実食!
湯せんで5分。角煮が大好きが筆者はワクワクしながら開封してみると、思った以上にたくさんの出てきました!
しかも、スプーンで切れちゃうほどトロトロのお肉です。ルーの具材はほぼ角煮で、ほのかに野菜(にんじん)が入っている様子。
こちらのカレーの角煮について検索してみると、その美味しさの秘密が分かりました。
カレーに合う角煮になるよう、豚バラ肉をスチームで蒸し上げて程よく脂を残し、本醸造醤油でじっくり煮込んで製造しているんだとか。しかも、その柔らかい豚肉は手作業で丁寧にカレーに入れられています。
食べごたえのある豚の角煮と、スパイスの味で濃厚なルーが相性抜群なこちらのカレーは、長崎県の新しい名産品になるかもしれません。
■総評
今回紹介した「長崎豊味館 角煮カレー」の総評は……?
味 ★★★★★
辛さ ★★☆☆☆
ジューシーさ ★★★★★
濃厚な味のカレーや、脂がのった美味しい角煮が好きな人にはきっと嬉しいカレーです。
レトルト食品の常識を超えた角煮へのこだわりっぷりと、その量をぜひご堪能あれ!
【参考】
★レトルトカレーとインスタントご飯で即席ランチをつくろう★