フルーツカレーは旨いのか? サクランボカレーのカラクチレビュー

カレーにフルーツといえば、リンゴを隠し味に使うご家庭もあるでしょう。

フルーツは昔から隠し味として用いられてきた歴史はあるものの、果たしてカレーの具材として成り立つのでしょうか?

辛党かつパイナップルの乗ったピザは許せない筆者が、あえてカラクチ目線からサクランボカレーをレビューしてみました。

_全体像
(サクランボカレー_Mr. KARAKUCHI)

パッケージ

_パッケージ
(サクランボカレー_Mr. KARAKUCHI)

赤の地に金の文字が生える、シックな見た目のパッケージ。

赤いパッケージが食欲をそそります。赤ワイン好きの筆者として好感度が持てるカラーリングです。しかもキャッチが「山形の樹になるルビー」とは……

うむ、樹と気を掛けるとは、山形の方はジョークもお上手ですな。

色・香り

_一口
(サクランボカレー_Mr. KARAKUCHI)

おおっ、赤ピンク……!?

においはカレーなのに、赤ピンク……確かにビーツとか、世の中にはピンク色の食材もあるしなぁ、と思いつつも、カレーとピンクが直観的には紐付かない……!

そりゃそうですよね。ともあれ、香りは非常にカレーです。

具材

_私サクランボ
(サクランボカレー_Mr. KARAKUCHI)

一見チェリートマトの様にも見える立派なサクランボが、とても素敵です。

そして身の甘みはしっかりルーに溶け込んでいるので、サクランボが極端に甘く感じるパイナップルピザ状態は、見事に回避されています。

また、このカレーの特徴は野菜の存在感がしっかり出ている事。いい塩梅に味が染みたマッシュルームとじっくり甘いニンジンがとても良い。野菜本来の味が楽しめるのは、少し甘めの本カレーならではではないでしょうか。

なお、レンジで調理するとサクランボが爆発する恐れがあるそうなので、皆様には是非湯せんして楽しんでいただきたいですね。

辛さ

_甘口
(サクランボカレー_Mr. KARAKUCHI)

カレーは辛くあるべき、を是とするカラクチとしては正直ビミョーなライン。本カレーは堂々たるアマクチカレーであります。

カレーは辛くあるべき、とお考えの方はシチューとして捉えてみてはいかがでしょうか。

シチューとして考えてみれば、野菜の甘さとルーのコクが調和して、最後にじんわりとした辛さが追いかけてくる、まとまりのある逸品だと感じました。

総評

_完食
(サクランボカレー_Mr. KARAKUCHI)

考えるな、感じろ……。誰もが知っている昔の某アクション映画の名ゼリフです。

カレーといえば辛いもの。カレーといえば茶色いもの。カレーといえば……という先入観に、我々は凝り固まっているかもしれません。

サクランボカレーはカレーか、と言われると筆者的には微妙なラインですが、食べ物としてはうまい部類に入ると思います。

サクランボが冠具材でありながらも、他の素材の引き立て役となっている点は評価すべきでしょう。そしてサクランボ以外の具材もしっかり美味しい。ごはんとの相性も及第点。

世にあるアマクチカレーを食するに際して、ときには食材の素直なマリアージュをカレーとしての先入観を持たずに楽しむべきではないでしょうか。

サクランボカレーは、そういった気付きを与えてくれた作品でした。

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