今回のカレーは『堂島カレー ビ―フマイルド』。堂島カレーにはこれに加えて、「ビーフ・オリジナル」「ビーフ・大人の甘口」「ビーフ・ハヤシ」というお味のバリエーションがあります。全てビーフカレーということで、いかにも関西らしいなといった印象です。
オレンジ色のパッケージに描かれたシェフのイラスト、文字のフォント、デザイン……どこか懐かしく、レトロなパッケージがなんともお洒落。
公式サイトによると、
丹精込めて作り上げた昔ながらの洋食屋のカレー。厳選した何種類ものスパイスとフルーツをふんだんに使い、コクと旨みを出しました。フルーティーで風味豊かに仕上げています。
とのこと。
■食べてみると……
一口食べると、フルーツの香りがふわっとしました。
最後の一口まで一貫していたイメージは「フルーツの香りがする、昔ながらの欧風カレー」です。
特にりんごピューレとチャツネは、かなりクッキリした輪郭を感じることができると思います。
■「堂島」はレトロで落ち着いた街?
大阪出身の方、もしくは大阪を何度か訪れたことがある方には伝わるかと思うのですが、「堂島」というのはなんというか、東京で言えば“青山”みたいな印象ですね。
もしくは、「生まれも育ちも東京」というような方々にとっては、“湯島”や“千駄ヶ谷”なんかが近いのではないでしょうか?
筆者にとってはいずれの街も、歴史があって、風情があって、落ち着いたレトロな街区といった印象です。
今はもう無い堂島の有名デザイナーズホテルに、筆者は出張で宿泊したことがあるのですが、なんともクラシックな佇まいで心躍ったのを覚えています。
■総評
味 ★★★☆☆
辛さ ★★★☆☆
野菜感 ★★★☆☆
肉感 ★★★☆☆
万能感 ★★★★☆
街の数だけあるご当地レトルトカレー。どれも、地域性を強く打ち出していますよね。
その地ならではの味つけや、地産の食材で勝負しているご当地レトルトカレーが多いように感じますが、街のイメージで戦うカレーもあるのだな、と一つ発見しました。
歴史を感じる、お洒落でクラシックな街・堂島ーーそんなイメージを裏切らない上品なレトルトカレーです。自分へのご褒美はもちろん、長い付き合いの友人への大阪土産にもふさわしいでしょう。いかがですか?
【参考】
※ 堂島カレー