今回のカレーション企画では、『至福の翼カレー第2章・中辛』を食べてみました。
しかしこちらのカレー、かなりクセが強い代物です。
一体どんなクセモノだったのかをお伝えしていきます。
■謎多きパッケージに期待値はストップ高
こちらがそのパッケージ。
「いや、第2章って何?(笑)」と思い調べてみると、どうやらシリーズ展開らしく、『至福の翼カレー第1章・甘口』『至福の翼カレー第3章・辛口』という商品もあるようです。
まず気になるのは、「至福の翼カレー」という文字の上にある「Ailes du bonheur」という文字。どうやらフランス語で「至福の翼」という意味らしいです。なぜフランス語にしたんだ……。
次に、中央にある落雷の画像。(関連性は不明)
そして極めつきの「おおいた豊後牛は海を渡り空を飛ぶ」という意味深な一文。
少し迷走している印象もあるのですが、ここまでくると逆に「これらのコピーを考えた人、実はセンス抜群なのでは?」と思えてきてしまいます。
■豊後牛とは?
ここで、“海を渡り空を飛ぶ”『豊後牛(ぶんごぎゅう)』について調べてみました。
豊後牛は、自然豊かな大分の地で育まれる黒毛和牛で、風味豊かでまろやかで、とろけるような味わいが特長だそう。
その美味しさの秘密は、種牛(たねうし)の血統にあるようで、大分県の種雄牛は、天皇賞や農林水産大臣賞を受賞するなど、全国的にも高い評価を受けているそうです。
その血統の良さは、平成29年9月の「第11回全国和牛能力共進会」において、種牛の部で最高賞である内閣総理大臣賞を受賞したことからも確か。(※)
牛肉への期待値が上がりますね!
ご当地レトルトカレーは、その地域の特産品や名物が知れるのが醍醐味ですね。大分県を訪れた際は、絶対に豊後牛を食べようと心に決めました。
■パッケージ裏面もブレない
「飛騨高山の熟成唐辛子」というのは、つまり
トンネルで唐辛子を18ヶ月も寝かして出来上がったものです!トンネルって、温度や湿度が一定に保たれるため、寝かせて熟成させるのに適しているそうですね。
それにしても、
トンネル熟成効果と飛騨の自然が「微笑むうまさ」を作り出してくれました。感謝!!
この「感謝!!」の部分、パッケージ表面のデザインに通じるものを感じます(笑)。
きっとこのパッケージデザインやコピーを担当された方は、なにかとスケールの大きい方なんでしょう。
さて、大分の豊後牛と飛騨高山の熟成唐辛子が出会ってどうなったのでしょうか? それでは、実際に食べてみましょう!
■煽り文句に偽りなし!
パッケージ表面で散々「至福の」だとか「海を渡り空を飛ぶ」などとハードルを上げているため、「美味しいのは間違いないだろう」と思っていましたが、予想通り、文句なしに美味しいです。
飛騨高山の熟成唐辛子は、辛過ぎず丁度良い辛さ。悪目立ちしない辛さと言いますか、長時間寝かせただけあり(?)ルーにしっかり馴染んでいます。
個人的には、このカレーを食べている途中で福神漬けやらっきょうが恋しくなったので、付け合わせとして用意しておくのもいいかもしれません。
期待値の上がっていた豊後牛はご覧のとおり。
レトルトカレーとしては大きめなカタマリが2切れ入っていました。柔らかく歯切れのいいお肉で、レトルトとは思えない食感! とても美味しかったです!
■総評
味 ★★★★★
辛さ ★★★☆☆
コスパ ★★★☆☆
このカレーを食べて感じたのは、レトルトカレーの進化が凄いということ!
お肉へのこだわりを謳ったレトルトカレーは多いですが、お店で出されるカレーとはどうも見劣りしてしまいます。でも、本商品の牛肉はとても頑張ってました!
さすが「至福」と謳うだけありますね!
【参考】
※ おおいた豊後牛
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