突然ですが、皆さんがインドカレーと聞いて想像するのは何カレーでしょうか？ チキン？ マトン？ キーマでしょうか？
日本では肉系カレーがインド料理店で人気なため、インド人全員がチキンカレーやマトンカレーをこよなく愛し、日々食べていると思いがちです。しかし、本場インドでもっと一般的なのは野菜メインのカレーなのです。
インドは国民の40%が菜食主義（ベジタリアン）。国民の多くが信仰するヒンドゥー教では牛肉を食べず、イスラム教では豚肉を食べないため、誰でも楽しめるベジタリアン料理が多く存在します。
実は学生時代、インドに何度も訪れた結果、挙句の果てに大学では「インド人」というあだ名までついた無類のインド好きな筆者。数週間インド人と一緒に暮らし、毎食カレー三昧の日々を過ごしていました。南インドのスープのようにさらっとしたカレーから、北インドのどろっと濃厚なカレーまで数々食べてきた私が、
今回ご紹介するレトルトカレーは、MTR社の「Palak Paneer（ほうれん草とカッテージチーズカレー）」です！
ヒンドゥー語でPalakはほうれん草、Paneerはカッテージチーズの意味。北インドの伝統料理として親しまれるパラクパニールは、ペースト状のほうれん草、タマネギやトマトなどの野菜とガーリックやトウガラシなど沢山のスパイスで煮込んだカレーにチーズが入ったもの。
毒々しいくらいのほうれん草の緑色は、カレーと聞いてイメージする茶色のルーではないため、見た目がグロテスクで敬遠しがちかもしれませんね。
こちらのMTR社はインドの有名食品メーカーで、インド人の友人に聞いたところ、このレトルトカレーは本場でも大人気商品とのこと。
肝心の味はというと、本場で食べた味とほぼ同じ！ もったりとしたルーはほうれん草の香りがしっかりとあり、スパイシーさとチーズがうまく調和しています。レトルトとは思えないほどのクオリティの高さに、インド人が出張の際にこのレトルトカレーを持っていくというのも頷けます。
SNS映えはしないかもしれませんが、本場の味をお家で手軽に体験したい人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか！
＜総評＞
カレーの味 ★★★★☆
辛さ ★★☆☆☆
本場感 ★★★★★
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MTR Palak Paneer ほうれん草とカッテージチーズカレー300g
