ちょっぴり特別!? どこか懐かしい「五島軒 函館カレー」で楽しむハイカラな味

今では食卓の定番となったカレーライス。そのはじまりは、約150年前にさかのぼります。

 

日本人カレーライスに出会う

日本人とカレーライスの出会いは、1870年(明治3年)。日本人初の物理学者となる山川健次郎が、米国留学への船上でカレーライスに出会ったのが最初だったといわれています。その後、ペリーが来航し“洋食”が一般的に愛されるようになっていきました。

 

北の地に生まれた「本格カレーライス」

ちょうどそのころ、1879年(明治12年)に、北は函館の地に誕生した『五島軒』。異国情緒あふれる雰囲気が今でも人気の老舗レストランです。

中でも人気なメニューは、カレー。

『五島軒』のカレーは、初代料理長がロシア料理を習得したのちに創始し、二代目が帝国ホテルで修行中会得したものをもとに大正期に完成させたもの。

その本格的な味わいが多くの人を魅了し、今では本店のレストラン雪河亭だけではなく、カレーだけを集めた『函館カレーエクスプレス』なる店も五稜郭タワーに登場しています。

 

文明開化の味を自宅でも

その人気っぷりからレトルトカレーとしても登場した五島軒の『函館カレー』。自宅でもハイカラな文明開化の味を楽しむことができるんです。

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洗練されたロイヤルブルーのパッケージ。そこには“北海道産の豚肉と国産の野菜(玉葱、じゃがいも、人参)を本格的ソースでじっくり煮込んだ手作り風カレーです。”とあります。

北海道産! 本格的ソース! じっくり煮込んだ! 手作り風!

この一文だけでも“美味しそうワード”がギュギュギュッと詰まっていて、食欲をそそられます。

 

人参嫌いも、ビーフ派も納得の味

レトルトカレーで気になることランキング第1位といっても過言でないのが、具の大きさ。

せっかくお肉を楽しみにしていても「あれ、もしかしてさっきのかたまりがお肉だったの!?」「エキスだけかよ!」ということって結構あると思うんです。

しかし、さすがは歴史深い老舗レストランのカレー。大きなぷるっぷるの豚肉が10個以上は入っていました。(数えておけばよかったけど、普通に美味しくてレビューを忘れて食べてしまった……)

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人参も甘くて、これなら人参嫌いな人も美味しくいただけそう!

カレー自体の味はというと、旨味のある甘みの奥にじんわりとした辛みが潜んでいて……これぞカレーライス!という感じです。カレーはビーフ派の筆者も、ポーク特有の甘みが広がるこのカレーには思いのほか満足できました。

 

小忙しいOL的レビュー

味        :★★★★☆
辛さ       :★★☆☆☆
もう一度食べたい度:★★★☆☆

昔デパートで食べたような、ちょっぴり特別でハイカラな味。洋食屋さんのカレーライスが食べたい!そんな気分になった日に、手に取ってみてはいかがでしょうか。

【参考】

五島軒

カレーの日本史 – ハウス食品株式会社

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五島軒函館カレー中辛

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