ゴーヤーのことが好きでもキライでも「ゴーヤーの味は?」と聞かれたら、誰もが「苦い」と答えるはず。それゆえ、好みが分かれるのも事実。
では、食卓の人気者“カレー”と大人味“ゴーヤー”が組み合わさったら? どんな化学反応が起きるのでしょうか。
■「ゴーヤーカレー」は苦いのか?
今回食べたのはオキハムの『ゴーヤーカレー』。たいていこの手のコラボレーションは“出オチ感”を拭えないのが定石。「どうせ普通に苦いんだろうな……つまんな」と性格の悪さをむき出しにしながら、カレーが温まるまで待つこと5分。
「苦っ!」「うわ、まずっ!」というこれまたお決まりのコメントの用意をしつつ、ひとすくい口に運ぶと……まさかの甘い!? いい意味で期待を裏切る甘口のルー。しかもその奥に酸っぱさがひょっこり顔を出している絶妙な味わい。
「これは……おいしい!」想定外のおいしさにスプーンが止まりません。
■悔しささえ覚える!? 計算しつくされた具材
中には大きめのゴーヤーが3つほど入っています。「さすがに、これは苦いだろう」と食べてみると、まさかの酸味。「う、うまい……!」いうなれば、2日間くらい寝かせておいしさが増したカレーの中に入っている、にんじんのあの味!
このほかには、さいの目状に切られたジャガイモがごろごろと入っていたり、牛肉ミンチのつぶつぶが入っていたりと食感も楽しめます。もちろんビーフならではのコクも。
極めつけは、パイナップル! 酸味の正体はパイナップルだったんです。これがまた合う! 鼻に抜ける南国感と“しょっぱすっぱい”味が、他にはない個性を持ちながらも、主張が強すぎない“沖縄らしさ”を演出してくれます。
まとめ:小忙しいOL的レビュー
味 ★★★★☆
辛さ ★★☆☆☆
もう一度食べたい度 ★★★★☆
正直、お家のカレー以外で満足できるカレーにあまり出会ったことがない筆者ですが、このゴーヤーカレーは個人的ヒット! 人にすすめたくなる味でした。
ポップなパッケージとは裏腹に味わい深い逸品。あなたも“いい意味”で期待を裏切られてみませんか?
【画像】
※ Creative Stall、tibori / shutterstock