唐突ですが、「5S」なカレーをご紹介します。
“5S”ってなんだ!?と思われるかもしれませんが、今回ご紹介するカレーを
なるべくシンプルにお伝えしたいがために独断でまとめた限りです。
“5S”とは?
・Special → 特別なエリアで獲れる、
・Shrinp → えびを使用した、
・Spicy → スパイシーな、
・Seafood → シーフードカレー。
・Shiro? → そして、白くシンプルなパッケージ。
と言ったところ。
この情報だけでは、なかなか伝わらないかと思うので、その全貌をお見せしましょう。
しかし、
実は、この“5S”とは別に、もうひとつの「S」をここではお伝えしなければなりません。
「Shiroebi」
そう、「Shiroebi(白えび)」のことです。
つまり、白えびを使ったカレーなのです。
こちらが、そのカレー。
良く見るカレーのパッケージデザインは、もっとスパイシー感のある、赤や黒などを
基調としたものが多いですが、これは違います。
「何これ?カレーなの?」って一瞬問いかけてしまいそうです。
見た目は分かりづらいですが、パッケージには、白えびのイラストがマットな感じで印刷されています。
ホワイトカラーを基調としたパッケージになっている理由でもあるこの「白えび」について、
少し説明しましょう。
白えびは、名前のとおり白色をしていますが、生きているときは、無色透明であり
その透き通った美しさから「富山湾の宝石」とも言われています。
白えびの仲間は世界的には珍しく、多産するのは富山湾、駿河湾のみらしいです。
また、白えびは1996年に「富山県のさかな」として、ブリ、ホタルイカと並んで指定されました。
また、歴史的に言うと、菊池勘左右衛門(1896~1979)がイタリアなどの海外に送り、
その存在を知らしめたとも言われています。
前置きが長くなりましたが、そんな貴重で美しい白えびを使った特別なカレー体験をご紹介。
レトルトパックもシンプルに白。(当たり前ですが……)
手間暇かけて煮込んだカレーであるだけに、大きな具材はなく、見た目はとてもシンプル。
少し、エッジの効いた香りが良い感じです。
ルゥの中では、しっかりと白えびたちも泳いでいます。いや、しっかりと存在しています。
この段階では、白えびではなく、カレー色になったえびです。
実際に食べてみた時の感想としては、白を基調としたパッケージとはうらはらに、
つんッと鼻にくるほどよいスパイシー感はカレー好きな人にとっては満足できる感覚だ!ということ。
また、えび独特の香りが、芳醇な甘みとなって、カレー本来の味の深みを増しています。
カレー好きな人には理解してもらえることを祈りながら述べますが、
カレーを食する際には、あるストーリーが存在するのではないでしょうか?
まずは、美味しそうな見た目からはじまる。
そこから放たれた香りがさらに食欲をそそり、
手間と愛情をかけて作られた一品ではないかと想像さえも膨らむ。
そして、待ち切れずにひと口食すれば、スパイスがあらゆる感覚を刺激し、
身体全体を堪能してくれるのである。そして時間が経つにつれて、ホットな気持ちになる。
極端かもしれませんが、カレーは「五感」で食するものではないでしょうか?
この「富山湾の宝石 しろえびカレー」は、まさしく、
この五感ストーリーが体験できる一品であると感じたのです。
見た目のシンプルな印象とのギャップから生まれる深みあるスパイス感。
しかも、この地ならではの特別感さえも味わえます。
堪能されたひとときを過ごしたい方は
是非一度、この「富山湾の宝石 しろえびカレー」をお試しいただきたいです。
【参考】
価格 555円(税込) ※楽天価格
販売元 小さなカレー工房 カントリーキッチン
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