今回ご紹介するのは、S&Bの『スパイスリゾート 北インド風ほうれん草カレー チーズ入り 中辛』。
■そもそも「北インド」カレーって?
北インド風といわれて「あ、ああいう感じね」とピンとくる方は、どのくらいいるのでしょうか。
筆者はまったくその特徴を知らなかったため、「北とあえていうのだから、南との違いがあるのだろう」という仮説から、南インドカレーと北インドカレーの違いを調べてみました。
■北インドカレー
そもそも北インドとは、その名の通りインドの北側で、首都デリーがあり私たちが想像する“インド”のこと。
乾燥している地域で小麦がよく育つことから、小麦粉をこねてつくったチャパティやパラタが主食なのだとか。
本題のカレーはというと、牛乳や生クリームが使用され、ドロッとしているのが特徴。スパイスには、クミンやカルダモン、ターメリック、ガラムマサラがよく使われます。具はチキンやマトンといった肉類が中心なのだそう。
■南インドカレー
一方、南インドは水が豊富で稲作ができることから主食はお米。カレーも水分が多くシャバシャバとしているのが特徴です。
ココナッツミルクやタマリンド(酸味のあるフルーツ)をベースに、マスタードシードやレッドペッパー、カレーリーフといったスパイスを使って作られます。具には豆や野菜が使われることが多く、ときに海鮮類が使われることもあるのだとか。
■本格味をお家で楽しみたいなら
今回食べたS&Bの『スパイスリゾート 北インド風ほうれん草カレー チーズ入り 中辛』。
「さてさて、どんなスパイスが入っているのかな?」と裏面のパッケージを見てみると、“クミン、カルダモンなどの厳選スパイスとバター、生クリームなどの乳製品が、濃厚にからみ合う北インド風カレー”とあります。
「おお、やっぱりクミンとカルダモンが使われているのか!」と納得し満足。
ちなみに、ひとくちに北インドの料理といっても、パンジャーブ料理とムガル料理の2つに分類することができるのだとか。
今回ご紹介するほうれん草のカレーは、インド北部からパキスタンにまたがるパンジャーブ地方の料理である“パンジャーブ料理”なんだそうですよ。
■気になるお味は?
北インドの主食はお米ではないというのに、今回は手元にチャパティがなかったため『サトウのごはん』とともに。(手元にチャパティがある状況って、なかなかないけれど……)
がっつり緑のどろっとしたルーが食欲を奪っていきます。食べてみると、まるで北インドの風が吹いたかのように、口の中にスパイスの風味が広がります。(※インドに行ったことはないので、あくまでイメージです)
また、口に入れた瞬間「うわ、辛っ……!」となるのではなく、じわじわと追いかけてくるような辛さも特徴。味は濃くなく、ほうれん草の味もほとんどしません。スパイスが主役のカレーです。
名前にもあるように、中にはごろっとしたチーズが。さっぱりとしていて、やや酸味があります。
これをいっては元も子もないけれど、ほかほかの白米にはあまり合わないな……というのが正直な感想。
せっかく食べるなら、チャパティはなくても、パンなど小麦粉系の食品と合わせた食べたほうが美味しくいただけそうです。
■小忙しいOL的レビュー
味:★☆☆☆☆
辛さ:★★★☆☆
もう一度食べたい度:★☆☆☆☆
その本格的な味わいから、お口がお子様な筆者には少しハードルが高かった今回のカレー。家庭のカレーではなく、「本場インドのスパイスが効いたカレーが好き!」「異国の風を感じたい!」という方におすすめです。
275円(税別)と手に取りやすい価格なのもうれしいポイント。そろそろいつものカレーに飽きたなというあなた、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
【参考】
※ それどこ
【画像】
※ Foodio、bonchan / shutterstock
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S&B スパイスリゾート 北インド風ほうれん草カレー チーズ入り 中辛 180g×5個