カレーといえばインド。やはり現地の本場の味を堪能しないとこのサイトは成り立たないでしょう。
“レトルトカレーの域を越えた”、なんていうとありがちなタイトルかと思いますが、今回ご紹介する「MTRカッテージチーズとバターカレー」は、クオリティの高さに本当に自信ありな商品。
その理由を紐解いていきます。
■MTR社が作った「ベジタリアンのためのインドカレー」
今回紹介するのは、「MTRカッテージチーズとバターカレー」。
「MTR 社」は 1924 年にインドでインド料理レストランをオープン設立し、約 90 年以上にわたり食品加工会社として知られる老舗です。(※1)
そのMTR社の「READY TO EAT」シリーズは、インドでも販売されているレトルト食品でインド人にも人気のシリーズだそう。日本では輸入品の販売店で見かけることが出来ます。
パッケージを見てみると、「天然成分100%」「グルテンフリー」「防腐剤不使用」「ベジタリアンOK」などの表示が目立ちます。(すべて意訳です。)
それもそのはず、日本ではあまり身近に感じられないかもしれないですが、2017年の時点でインド人のベジタリアンの割合はなんと約40%以上にのぼり、インドの人口(約 12 億 5000 万人)から計算すると、5 億 2500 万人以上もの人がベジタリアンということになるんです!(※1)
MTR社の食品は、そんなインドのベジタリアンでも美味しく手軽にカレーを食べられるように開発されており、忙しいインド人の主婦にも人気なんだとか。
日本でも、「グルテンフリー」や「天然由来」の食品が健康志向の女性の間でも流行ってきていることもあり、ぜひ注目していきたい商品ですね。
■インドの「宗教的背景」を考慮したマークに注目!
上記で紹介したインドのベジタリアンは、単に肉以外の野菜を食べればOK! というわけではなく、インド人の約80%を占めているヒンドゥー教徒(牛肉がタブー)、次いで約13%のイスラム教徒(豚肉がタブー)など細かい宗教の規定があります。
そんなインドの背景を考慮し、MTR社の食品はイスラム教徒の教え「ハラール(合法なものの事)」にも対応しており、ハラール認証もクリアしているのです。それがこのマーク。
(※ハラールは肉の締め方・生産ライン・添加物など非常に細かい規定が多くあります)
宗教などで制限される、インドならではの食卓事情を考慮したインド人のためのインドカレーを、日本でも本格的に味わえるなんて珍しいですよね。
しかも嬉しいことにAmazonで購入すると300円程度で購入できちゃうんです! 老舗食品メーカーの本格的なスパイスカレーがこんなに低価格で手に入るなんで、インド人もビックリですね。
■爽やかな辛さ! 本格スパイスのルーが絶品カレー
ではどんな味がするのか、食べてみました。
成分表を見てみると、英語と日本語の2つで表示されています。日本の名称は「野菜カレー」となんとも普通な名称です。
英語版の成分表を見てみると、ビタミン・鉄分なども入っていることが分かります。本場のスパイスと野菜の栄養も採れて健康的!
開封し、湯煎にかけて5分ほどで温まりました!
今回は、インドカレーということで日本のお米ではなく、ナンのようなパンを一緒に食べたいと思います。
脱脂乳から作られる事が多い「カッテージチーズ」を用いた本格スパイスのカレーは、ルーが赤く、ニオイもかなりスパイシー。
香辛料なのか、黒や赤の細かい粒がルーに溶け込んでいるのが分かります。
バターカレーということで、大分マイルドなようですが、食べてみると結構辛い!
舌の上にピリッと爽やかなスパイスの後味が残ります。サラサラのスープのようなルーと、少し高野豆腐のような、スポンジのような食感のチーズが絶妙に絡んで辛・美味しい。
パンもかなり合います! 本当はナンのようなモチモチっとした大きめのパンも良かったのですが、他にもフランスパンやクロワッサンにも合いそう。
もちろん、お米にも合いそうですが少し水っぽく感じてしまうかもしれません。
完食すると、額から汗が。その日の最高気温は8度と寒い日でしたが、カレーのスパイスの辛さで自然と温かくなることができました。
食べ終わったお皿には、細かいスパイスの粒子と野菜の溶けた様子が少しよく分かるかな? という感じです。
以上、インドの社会的背景を学びながら完食した「MTRカッテージチーズとバターカレー」の総評はコチラ!
味:★★★☆☆
辛さ:★★★★☆
身体への優しさ:★★★★★
2人前の量を開封後は1回で食べきらないといけないので、ご家族や友人と、本格的なスパイスのカレーを楽しんでくださいね!
【参考】
※1 MTRカタログ
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