高級精肉店として知られる明治28年創業の「人形町今半」。
人形町今半の約120年の歴史を支えてきたのは、3つのこだわりがあったからこそ。その中で一番影響が大きいのはやはり「牛肉のこだわり」ではないでしょうか。
「牛肉のこだわり」といえば、例えば「近江牛専門店」のように特定の銘柄にこだわった精肉店のことかと思いきや、むしろ逆で、人形町今半では特定の銘柄牛や特定の生産地にはこだわりを持っていないそうなんです。
なぜならば、「牛肉の品質はその血統、高度な飼育技術、そして何よりも畜産者の牛に対する情熱と愛情が大切だから」とのこと。
銘柄にとらわれることなく、一頭一頭の牛を吟味して厳選したものを取り扱っているんだそうです。これだけのこだわりがあれば、高級なのも納得できますね。

「ぜひとも食べてみたい!」
けれども、「いきなりお店に行くのもハードルが高いな」と思ってしまう自分がいて、そんな時に出会ったのが『人形町今半 じっくり煮込んだ黒毛和牛ビーフカレー』でした。
■外観
金色のパッケージに、普段はスーパーで買う「100グラムあたり150円前後」の海外産牛肉しか食べない筆者のワクワク感がどんどん高まっていきます。
こちらのビーフカレーに使われているお肉は、黒毛和牛のすね肉。
たまねぎ、りんごや隠し味の赤ワインと一緒にじっくり煮込まれているとのことで、想像するだけでよだれが出てしまいます……。
その他の原材料はこちら。マッシュルーム、トマトケチャップと書いてありますが、ハヤシライスのような味わいもあるのでしょうか? 気になるところです。
前置きが長くなりましたが、それでは作っていきましょう!
■盛りつけ!
牛すじ肉、じゃがいも、マッシュルームなど大きめの具材の存在感があり、とても食べ応えがありそうです!
さっそく、一口食べてみましょう。
「牛すじ肉の旨味もさることながら、ワイン、ケチャップ、ココアなどで味が調えられたルーも味わい深くて美味しい! けれど、少しお肉のかたさが残っている……?」というのが正直な感想です。
肉々しさを感じさせるためにあえて残した食感なのか、それとも煮込み足らずなのか……。
大きめの具材がたくさん入っていて一口の満足度が高く、またじわじわとやって来る辛さに食欲が増していく点は個人的にとても評価が高いです!
(1)カレーの味 ★★★★☆
牛肉の旨味と味わい深いルーのコンビネーションが抜群で、星4つ。
(2)辛さ ★★☆☆☆
筆者が辛いもの好きなせいか、食べているときは少し物足りなさを感じ、星2つ。
しかし、「本格派ビーフカレー」なだけあって、後からじわじわと辛さが追いかけてきます。
(3)コスパ ★★★☆☆
たしかに美味しいのですが、800円強という高めの価格設定のため、星3つ。
食べる前からとても期待値が高かったので、若干辛口の評価になってしまったかもしれません。ぜひ今半ファンの方にも、今半デビューしたい方にも食べてレポートしていただきたい一品です!
【参考】
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