芋が好きです。
じゃがバターが好きです。
スイートポテトが好きです。
フライドポテトが好きです。
ふかし芋が好きです。
マッシュポテトが好きです。
コロッケが好きです。
ポテトサラダが好きです。
煮て 焼いて
蒸して 潰して
切って 炊いて
揚げて 炙って
この地上で行われるありとあらゆる芋料理が好きです。
細く、サクッとして歯ごたえが良く、それでいて食べ応えがあるフライドポテトが好きです。
くし型に切られたボリューミーなフライドポテトなどはポケットに忍ばせておきたい衝動に駆られます。
皮ごと十字にカットし、バターをたっぷりと乗せて軽く塩を振ったじゃがバターが好きです。
お祭りの露店に並ぶ「じゃがバター」の文字は視界に入るだけで垂涎ものです。
ステーキの付け合わせに出てくるまろやかな味わいのマッシュポテトが好きです。
主役級の旨味を持ち合わせながらひっそりとステーキを立たせるその姿には落涙を禁じ得ません。
じゃがいもとたまねぎ、少量の豚ひき肉だけを使ったシンプルなコロッケが好きです。
ウスターソースを纏ったコロッケにはもはやカリスマ性を感じます。
そんな無類の芋好きの筆者ですが、唯一触れる機会が少なかった芋があります。それは……
_人人 人 人人人_
> さといも <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
今回はそんな芋界のリーサルウェポン、さといもにフォーカスしたカレーを紹介いたします。

ドーン!!
という効果音が似つかわしくない、質素なデザインのパッケージで登場するは「奥越さといもカレー」
福井の奥越地方で育ったさといもでじっくり仕込んだ懐かしいカレーという触れ込みです。
……ところでさといもってなんですか?
山芋とは違いますか?
ひらがなが正式表記なんですか?
あ、もしかしてタロイモですか?タロイモですよね?
あ……あの煮っころがすやつですか!?
……煮っころがすやつでした\(^o^)/
(ちなみに山芋とは違いました。)
おばあちゃんが煮っころがしがちな、あのさといもがついにカレーにジョイン\(^o^)/
ちなみにこの時点で期待値は低め。
なぜなら筆者はさといもの煮っころがしを小学生の頃に食べたのが最後で、小学生にとってさといもの煮っころがしは好んで食べるものではないからです!
とはいえ、腹は減ったので調理開始。
例のごとく、お米はお皿の真ん中に置きません。
続いてルウを投入……
待てよ……
立っっっっっっっっっとるやないかい!!!!!
お米、ビンビンに立っとるやないかい!!!!!
透き通るような白い肌に画面越しに見て取れるツヤ、10代後半やないかい!
……サトウのごはん あきたこまち、憎いヤツです。
っよいしょ!
うーむ!
むむむっ!
しゃおらぁ!!
ごちそうさまでしたおらぁ!!
【感想】
写真を見てわかるとおり、ゴロッと一口大に切られたさといもの食べごたえは圧巻。さといも特有のモタっとした食感が後押しし、食べ盛りの20代男性筆者でも一皿で満足することができました。
また、さといもは食物繊維が豊富で腹持ちがよく、晩ご飯の時間まで小腹が空くことはありませんでした。
本商品210gの含有エネルギーは197.4 kcal。例えば、某ハンバーガーショップのフライドポテトSサイズで232 kcalなので、カロリー対満足度は計り知れません。
また、さといもの美味しさもさることながら、本品の真髄はルウにありました。
筆者は「カレーは一口目がすべて」だと思っているのですが、本品の一口目はなんてことはない普通のカレーでした。しかし、スプーンを進めるにつれて、その味わいは頭角を現します。
野菜・果物の甘み、ソース類の酸味・コク、スパイスの辛み、その他調味料が味わいに奥ゆきを作り出し、カルテットとなった味覚が押し寄せます。
あまいよーな、からいよーな……いつまでも咀嚼し続けていたい、そんな味です。
原材料は以下のとおりとなっております。
明記されているものだけでもなんと47種類!
りんごやウスターソースなど、カレーに入れることがままある調味料に加え、生クリームやコーヒーフレーバーなど、カレーに入れるには抵抗がある調味料のほか、チャツネ、くこの実などのあまり聞き及ばない調味料も含め、これだけの種類の原材料があの複雑な味わいを作り出していたのです。
【総評】
カレーの味 ★★★★★
辛さ ★★☆☆☆
オカンに食べさせたい度 ★★★★☆
カロリーを気にするあなた、ぜひご賞味あれ!
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