今回ご紹介するのは、日本の秘境と呼ばれる「トカラ列島」の “島バナナ”を使ったカレーです。
トカラ列島は鹿児島からフェリーで13時間、列島の最南端に位置する島。
“島バナナ”はもっちりとした食感と濃厚な甘さに芳醇な香りが特徴の、この島を代表する特産品のひとつ。外国産バナナが糖度約18度なのに対して、島バナナの糖度は25度以上になることもあるのだとか。
南国らしい、甘~く爽やかなカレーなんでしょうね♡ワクワク
まずは、湯煎!
カレーを温めるために、パッケージを開け袋を取り出してみると、想像以上にズッシリと重い。
なぜこんなに重いんだ?と、不思議に思いながら袋を触ってみると、なんと棒状のものが3本入っていたのです。
バナナカレーに、棒状のものが3本……。
さ・て・は……♡
ちょっと小さめだけど、バナナがまるごと3本入っているのね♡
なんて贅沢なカレーなんでしょう。
まるごとバナナにウッキウキ♡の筆者は、近くにいる人たちに「ねぇねぇ! バナナ入ってるー! 触ってみてー!」と感動を共有してまわりました。
みんな「おぉ、入ってるねー! すげぇ!」と一緒に感動してくれ、さらに気持ちが高まる筆者。
「湯煎したら、このバナナ溶けちゃわないのかなー」なんて考えながら、お湯にIN!
白ご飯の準備やらなにやらしているうちに、10分経過。
「ちょっと長い時間入れすぎたかな、バナナグチャグチャになっちゃっただろうなー」とカレーに申し訳ない気持ちになりながら、お湯から引き上げると……。
おやっ、お湯に入れる前と同じ形で残っているではないですか。
“島バナナ”って意外と硬くて、頑丈なのね! 芯が強い! (私みたい!!!)
いざ、開封♡
「愛しのバナナちゃん♡ やっと会えるね♡」と、ルンルン気分で袋を開け、勢いよく白ご飯にカレーをかけると……、
そこには信じられないものが現れたのです。
!?
バナナ……じゃない。チキン……。
こんなに大きなチキンを彷彿とさせる情報は、パッケージのどこにもなかったではないか。完全に拗ねる筆者。
というか、パッケージには颯爽と走る“馬”の写真が載っていた記憶がある。
このカレーが本来載せるべきは、馬じゃなくて鶏の写真だろ、と若干イラ立ちながらパッケージを眺めていると……あ、あった。
原材料部分に、小さく“鶏肉”の文字。
チッ。“でっかいチキン入り!”ともっと主張されていれば、筆者が“まるごとバナナ”に期待し裏切られることもなかっただろうに。この『島バナナカレー』に、同じ裏切りを受けた者は、全国に何人いるのだろう? 少なくとも20人はいるはず。
気を取り直し、実食!
ルゥは普通のカレーよりも、黄色くサラサラとした感じ。
まずは一口。
甘い。非常にマイルドな味わいで、子どもでも抵抗なく食べられそう。バナナ感はそこまで強くなく、甘いスープカレーといった感じです。
辛くトロッとした正統派カレーを好む筆者は、正直「美味しい!」とは言えなかったけれど、カレーではない別物だと思って食べることで結構イケました。
筆者がバナナだと信じ、期待に胸膨らませていたチキン。
悔しいくらいツヤッツヤのプルップルで、激しく存在を主張してきます。
ルゥからはバナナ感をそこまで感じ取れなかったこのカレーですが、軟らかく煮込んだ手羽中はバナナの風味をうま~く引き出していました。
意外とイイ仕事するじゃない、チキン!
「裏切られた」とか言って、拗ねてごめんね♡
甘口カレーが好き。南国っぽい気分を味わいたいという方はぜひ、この『島バナナカレー』をお試しあれ!
内容量:1箱あたり200g
味:★★★☆☆
辛さ:★☆☆☆☆
トロッと感:★★☆☆☆
【画像】
(C)ぺかまろ/ PIXTA(ピクスタ)
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