トマト嫌いがガチレポート! 岡山県「桃太郎とまとカレー」

突然ですが、皆さんはトマトが好きでしょうか。

筆者は昔から好き嫌いがない性質で、基本的にガチのゲテモノ以外なら何だって食べられるのですが、トマトだけは嫌いです。

どうして嫌いになったか具体的なエピソードは正直覚えていませんが、あの一口噛んだ瞬間ぶにゅっと中の柔らかい部分が出てくる感じがとにかく嫌でした。

「あんなに美味しいのに、なんで嫌いなの?」とか「絶対人生損してるよ!」とか軽く私が悪いことをしたようなテンションで言われるのですが、嫌いなものは嫌いなんです、ほっといてくれ。

そんな筆者が今回食べることになったのは、何の因果かこちらのカレー。

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一瞬何の罰ゲームだ、と思ったのですが、20数年トマト嫌いを貫き通している筆者も、不思議なことにトマトカレーだけは食べられるのです。

普段は絶対食べないので、逆にできるだけ投入して、あの食感を連想させるトマトの味をどうやったら上手いこと隠せるかめっちゃ研究しました。

それでは、そんなトマト嫌いをこじらせすぎてトマトカレーだけは研究してきた筆者が、この『桃太郎とまとカレー』なるものを食してみたいと思います。

 

■日本有数のブランドトマト!岡山県のご当地カレー

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鮮やかなトマト色が印象的なこちら、岡山県のご当地カレー、『株式会社タナベ』の『桃太郎とまとカレー』です。

白いテーブルの上に置くと、赤色が余計に際立ちます。写真では伝わりにくいですが、鮮やかすぎて箱の周りまでちょっと赤くなっているような錯覚に陥ります。

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こうしてみると、お土産屋さんに並んでいる、ご当地お菓子か何かのパッケージのようで、パッと見レトルトには見えません。なんかオシャレで、ちょっと悔しい。

岡山県のお土産としてもピッタリですね。相手がトマト嫌いじゃなければ。

図4.png

裏面を見てみると、「桃太郎とまと」の説明が書いてあります。

ブランドトマトとして知られる岡山県の桃太郎とまと。説明にもある通り、皮が薄くて身がしっかりしている大玉の完熟トマトとして有名です。

トマトが栽培される岡山県の高原地帯は夏でも涼しく、水はけが良い地域。昼と夜の寒暖差も大きいために、甘くて旨味の詰まった栄養満点のトマト作りにはピッタリの土地です。

晴れの国と呼ばれる岡山県の太陽に育てられた桃太郎とまと……とても美味しそうですね。トマトじゃなかったら絶対に食べていたと思います。トマトじゃなかったら。

ちなみに、説明の隣にいるこの怪しげな表情をした魔訶不思議なキャラクター。

図5.png
少々見えにくいですが、「とま太郎」と書いてあります。

「岡山県トマトの公式キャラクターかな?」と思ったのですが、検索してもそれらしきキャラクターは出てきません。代わりに出てきたのがコイツ。

桃太郎とまと2.png
岡山の八百屋 さご丸:https://www.014okayama.jp/ より

どうやら、とま太郎君はオリジナルキャラクターのようです。完全に赤丸ぴん太郎君の2番煎じみたいな感じですが、頑張れ!

 

■強めの酸味がとにかく爽やか

ご飯を用意し、パウチを開けて、いざ実食です。

図6.png

お皿の上に広げた瞬間、野菜カレーに特徴的な爽やかな香りがしてきました。

図8.png

色も野菜カレーらしい明るい梔子色です。正直この時点でがっつりトマトの香りがしてきたらどうしようかと思っていましたが、大丈夫そうです。

いよいよ実食……。

「あ、美味しい。」

怯えながら1口食べてみると、爽やかな香りに違わず酸味の効いたカレーの味が、口の中にふんわりと広がりました。

ゆっくりご飯を噛むと甘味が感じられ、最後にカレー特有の舌の奥のほうで感じる辛味がやってきます。

この食欲をそそる酸味とかすかに感じる甘味こそ、岡山県が誇る桃太郎トマトでしょう。ただ、筆者が何より驚いたのは、トマトとカレーの味が溶け合っていることでした。

トマトカレーを作る際、うっかりトマトを投入するタイミングを誤ると、トマトの味が浮いてしまうことがあるんですよね。こちらのレトルトはそういった不自然さが一切ありません。

しかし、ここで罠が待っていました。

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とても美味しくて気分よく食べ進めていた筆者ですが、警戒を解いてルーを思いっきり口に含んだ瞬間。

「めっっっっっっちゃトマトだ……!」

それまで息を潜めていたトマトがいきなり姿を現し、飲み込む瞬間、目の前に真っ赤な生トマトの幻が見えました。何というフェイント……。

正直この瞬間にかなりライフポイントを削られましたが、全体としては、美味しいトマトカレーでした。

トマトが大好きでトマト感がないトマトカレーなんて邪道だ、という方には物足りないかもしれませんが、トマトとカレーの調和はレトルトとしてはかなりハイレベルだと思いますので、一度食してみるのはいかがでしょうか。

 

【評価】

カレーの味 ★★★★☆

辛さ ★★☆☆☆

見た目 ★★★☆☆

トマト感 ★★★★☆

 

【成分表】

1人前(200g)

エネルギー 202kcal

たん白質 6.8g

脂質 11.4g

炭水化物 18.0g

ナトリウム 980mg

食塩相当量 2.5g

 

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