今回いただいたのは、今までレビューした中で一番おしゃれ感が極まっている『奥丹波鶏とごぼうのトマトカレー』。京都のリストランテが作っているカレーとのことで、期待が膨らみます。
これまで“おもしろ”や“B級”にカテゴライズされるレトルトカレーに当たることが多かった筆者。こんなおしゃれなカレーを、ちゃんとレビューできるか少し心配です。
■京都のイタリアンがプロデュース!

ご覧ください。パッケージからもうおしゃれです。
リストランテ『美郷(みさと)』は京都にお店を構える、イタリアンとワインのお店。旬の素材を丁寧に使い、優しい味わいの料理を提供しています。どこか懐かしい、地方のリストランテを思い出させてくれます。

そんな美郷がカレーをプロデュースするうえで選んだ食材は、“奥丹波鶏”と“ごぼう”。トマトベースカレーと合わせます。

余白多めの器に佇むカレー……ご飯はどこに行ったのでしょうか?
“スープカレー”の記載はありませんが、サラサラとした感じなのでしょうか。
おしゃれなお店や食べ物に縁がない筆者、困惑しております。
■今回も電気ポットで手間なく調理!

謎は深まるばかりですが、考えていても仕方がないので温めます!
今回も電気ポットを使います。(正しい温め方はお鍋や電子レンジなので、絶対にマネしないでくださいね!)

中袋を電気ポットにセットしてスイッチオン! 沸騰するまでしばらく待ちます。

おしゃれなカレーをこんな雑に温めてしまい、背徳感しかありません。
ただ、手間なく簡単に食べられるのがレトルトカレーの良いところです。
■ちょうどよい辛さで上品な味わい

盛り付けた様子がこちら。もちろんご飯とのハーフにしましたが、予想通り“サラサラ”しています。
気になったのは香り。ちょっとフルーティーな香りがします。トマトでしょうか?

それではカレールーからいだきます。気になる味は……ちょっと酸っぱい?
トマトベースなので、とてもあっさりとしていています。サラサラとした食感と合わさり、まるでスープのよう。
ただし味はシンプルというわけでもなく、いろいろなスパイスが入っているのか、後味がしっかりと残ります。

具材もいただきます。写真は奥丹波鶏とごぼう。このカレーのメイン食材です。
奥丹波鶏は歯ごたえがあり、存在感があります。単純に柔らかいお肉はよくありますが、ちゃんと食材の味を楽しんでほしい、そんな意図が感じられました。
逆にごぼうはちょうどよい柔らかさで、奥丹波鶏やトマトカレーの邪魔をしない印象でした。
■イメージは「お昼に軽く食べたい」
味 ★★★☆☆
辛さ ★★★☆☆
おしゃれ度 ★★★★★
とても美味しかったのですが、分かりやすい味が好みの筆者としては難しいカレーでした。
サラサラのカレールーと小さい具材は、食事としてカレーを食べたい!という方には物足りないかもしれません。
ただ、優しい味わいと程よく感じる辛さのバランスがよく、“女性がお昼に食べる”そんなイメージが湧きました。

好みの問題でちょっと低めの結果となりましたが、上品で味わい深い「奥丹波鶏とごぼうのトマトカレー」。
食のレベルを上げて、もう一度チャレンジしたいカレーでした!
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イトー屋 京町屋「美郷」 奥丹波鶏とごぼうのトマトカレー 210g×5個