皆さんはご存知でしょうか。
「アメリカやカナダといった北米圏で、鶏のイラストが入った服を着ていると、ゲラゲラ笑われる」ということを。
■よみがえる、中学生時代の苦い思い出。
あれは筆者が中学2年生のときです。
父親の転勤でカナダに移住することになった筆者。転校初日、現地の学校に“鶏のシルエット”が大きくプリントされたTシャツを着て登校しました。
するとどうでしょう。筆者が教室に入るやいなや、これからクラスメイトになる同級生が一斉に大爆笑。
「チキン!チキンチキン!HAHAHA!」
なぜ自分が笑われているか分からないまま、筆者はただただ赤面するばかりでした。
あとから分かったことなのですが、現地では“チキン”という言葉やイメージには「臆病者」という意味合いが含まれているそう。
あのときの筆者は、胸元にデカデカと「私は臆病者です」と書いて歩いているようなものだったのです。そりゃ笑われるわけだ。
その日から筆者へのいじめは始まりました。ことあるごとに、「アジアンチキン!」と笑われる毎日……この話はまたいつか。
さて、どうしてチキンにまつわる暗い話を申し上げたかというと、それはこんなレトルトカレーを食レポすることになったからです。
このカレーが私の過去の悲しみを呼び起こしたのです。なんたる所業!
■悲しみを呼び起こした、「あべどりチキンカレー」
これが今回、筆者が食べることになった『あべどりチキンカレー』です。
ロゴマークを含めると、筆者の宿敵・チキンが4羽も描かれていますね。的確に傷をえぐってきます。
少し暗い気持ちになったので、今回はいつもより素敵なお皿とスプーンを用意して気分を上げました。
ご覧ください。パウチを開けると、骨付きチキンがゴロゴロっと2本も出てきました!
とても美味しそうです。(盛り付けが下手ですみません)
ルーの内容量は245gで、一般的なレトルトカレーが200gであることを考えると、ボリュームがあるといえるでしょう。食いしん坊さんには嬉しいのではないでしょうか?
写真からもわかるとおり、お野菜などの他の具は煮溶けてしまっているので、純粋に“チキンを楽しむカレー”としていただくのが良いと思います。
■総評
味 ★★★★☆
辛さ ★★★☆☆
ボリューム ★★☆☆☆
中辛でほどよい辛さで、食べやすいお味のルーでした。
ただ骨付きチキンなので、お肉部分を食べようとすると手が汚れてしまいます。このあと大事な用事がある方や、ネイルアートなどをされている方は注意したほうがいいかもしれません。
■終わりに
馬鹿にしてきたあいつらに言ってやりたい。「筆者はチキンではないぞ!チキンを食べる立場にあるのだ!」と。
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