
学のあるみなさまも無いみなさまも、こんにちは。今回は「戦国咖喱 毛利元就の陣」486円(税込)をご紹介します。早速ですが、「毛利元就」をご存知ですか? そう、室町時代から戦国時代にかけて活躍した戦国大名のひとりで、現在の広島県である安芸国を本拠地とした名将です。
有名なのが、「三本の矢」の故事ですね。

■「三本の矢」とは?
元就が亡くなる間際に3人の息子に残したという逸話で、最初に1本の矢を息子たちに渡して折らせ、次はさらに3本の矢束を折るよう命じたそうです。
しかし息子たちは誰も3本の矢束を折ることができませんでした。
1本では脆い矢も束になれば頑丈になることから、3兄弟の結束を強く訴えかけたという故事です。元就パパ、けっこう良いこと言いますね。
しかし、息子たちも戦国武将の子なら鍛え抜かれた肉体を持っていたはず。「あ、パパ良いこと言おうとしているから、3本の束を折っちゃまずいな」と空気をよんだかもしれませんね。
なにはともあれ、そんな「三本の矢」です。
■カレーの「三本の矢」とは?
毛利元就をコンセプトにしたカレーであれば当然ですが、この「三本の矢」をテーマにしています。
余談ですが、毛利元就といえば「毛利水軍」、今でいう海賊も有名らしいですね。元就パパはなんと戦国の世の水軍入り乱れるなか、瀬戸内海の覇権を確立したそうです。すごいですね。
今回のカレーでは、「広島産の梨」「ブレンドスパイス」「沢山の野菜」を3本の矢に見立てています。残念ながら、弱そうです。また「広島名物ならやっぱ牡蠣でしょ」と勝手に牡蠣を期待して、勝手にがっかりしてしまう心の動きはどうしようもありません。

重ねていうと、「ブレンドスパイス」と「沢山の野菜」はほかのレトルトカレーも持っていそうな特徴です……。元就パパ、瀬戸内海の覇権はもうとれないかもしれませんよ。
しかし、見た目と中身は必ずとも一致するとは限りません。「猿に似ている」と言われ、天下を手にしかけた豊臣秀吉のようなものかも。さあ、食べてみましょう!

■いざ食べてみると?
はい。美味しいです。梨のおかげでしょうか。マイルドな辛さで、小学生くらいならお子様でも問題なさそうです。
具もしっかり入っていて、四角い肉の塊(謎肉……?)が入っているほか、3本の矢のひとつ「沢山の野菜」も主に人参によって叶えられています。

<総評>
食べやすさ:★★★★★
クセのない味で万人受けする味です。
辛さ:★★☆☆☆
強い辛みがなく、かといって変な甘さもない安定感です。
戦国っぽさ:★☆☆☆☆
味には戦国的な何かはありませんが、パッケージは黒くて渋いです。
毛利元就の水軍を率いた力強さより、死ぬ間際に息子たちに教え諭したパパの優しさを感じるカレーでした。
さて、いかがでしたでしょうか? この記事をみて、毛利元就に興味を持っていただければ幸いです。
筆者と同じように、毛利元就が存在していた瀬戸内海に想いを馳せながらカレーを食べませんか?
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photo AC
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