選ばれし者のみ食べられる「五島軒」の“幻の味”が、レトルトになったと聞いて。

1879年(明治12年)。

若山惣太郎は、ハリストス正教会でロシア料理とパン作りを学んだ五島英吉とともに、西洋洋食店『レストラン五島軒』を創業しました。そこで振舞われた“西洋料理”は長らく人気を博し、創業から約140年たった今もなお、同じ北海道函館市末広町で五島軒は日々営業しています。(現在は、『レストラン雪河亭』を本店としています。)

そんな歴史ある五島軒には、ごく限られたお客様にしか振舞われなかった“幻のカレー”が存在するとか。

ステーキ用の鞍下肉とバラ肉の間、ごく僅かしかない柔らかなスジ入り霜降り牛肉、そして厳選した野菜のみを使用した“幻のカレー”。想像するだけでよだれが出てきます。

そんな幻のカレーが2018年現在、なんとレトルトカレーとして食べられるのです。そう、今回ご紹介するのは、

 

百年の歴史の封を切る

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こちらが当時の“幻のカレー”の味を再現した『北の文明開化 カレー百年物語』です。

パッケージの絵は当時の五島軒を描いたものでしょうか。パッケージデザインに味があると、つい購入して味を試したくなりますね。

筆者も実際に食べてみることにしました。

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ご飯はお馴染『サトウのごはん』です。

サトウのごはんに、3分ほどチンしたカレー百年物語を流し込みます。

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当時の五島軒に女将さんがいれば、こんな髪型だったんではないでしょうか。

 

百年の歴史を感じる

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成人用スプーンで5口ほどでしょうか。

完食まで、手が止まりませんでした。

単純に”美味しい”というものではありません。このカレーには確かに歴史が詰まっていたのです。

このカレーた経験してきた歴史が、筆者のなかに入ってきたのでした。

日清戦争や日露戦争、関東大震災や世界大恐慌。第二次世界大戦から無条件降伏、GHQによる統治。

カレーの経験してきた歴史が鮮やかに筆者の脳内に広がるのでした。

 

いかがでしょうか。皆さんもカレー百年物語で歴史を振り返ってみては。

 

総評

味         ★★★★☆

辛さ        ★☆☆☆☆

歴史感じる度    ★★★★★

おすすめ度     ★★★★☆

やはり歴史は味に出ますよね。素晴らしいです。

 

【参考】

五島軒公式サイト 北の食文化に灯をともして

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