【徹底検証】「スープカレー」はスープか、カレーか。

今回手に取ったのは『スープカリーの匠 北海道産チキンの濃厚スープカレー』。(以下、「スープカレー」と表記)

これを手に取ってまず思ったのは、「スープカレーって、スープなの?カレーなの?」ということ。

筆者は、2日目のカレーにはお湯を足してスープ状にして楽しみます。個人的にはこれを「カレースープ」と呼んでスープに分類していたのですが、これはどうやら「スープカレー」と呼ぶのが一般的だそう。

ですがよくよく考えると、スープ(汁物)、ルー、ソースの間に厳密な線引きはないように感じます。カレーだって、欧風カレーなら「カレーソース」と表記することもありますから。

ならばこの機会に、「スープカレーはカレーなのか、スープなのか」をはっきりさせましょう。

 

■スープカレーはスープか、カレーか

まず「含有される水分量によってカレー/スープカレーと呼び分けているのではないか」という仮説を立てました。

形容詞的な用法で考えると、スープカレーの「スープ」は「スープ状の」という意味になりますから、スープカレーは「スープ状のカレー」ということ。「スープ状の」ということですから、“スープ”と言いきれるほどの水分量はないでしょう。

つまり「スープカレー」とは、“スープと呼べるほど水気はないが、通常のカレールーより水分が多めなカレー”、つまるところ「カレー」なのではないか、と思う筆者。

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パッケージの写真からは、スープにしか見えません。丸ごと玉子にぶつ切りの野菜など、具材の大きさが強調されたパッケージです。

パッケージを開けてみると……

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パウチも大きい! しっかりマチもあり、重みも感じられます。5分ほど鍋で湯せんして、早速開封してみましょう。

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開けてみると、サラサラと流れ出るルーに驚き!

いやいや、水分量多くないですか!? スープ状とはいえカレーなのだから、もう少しどろしているはず……ルーの溶け残りが残っているのかも、と思いパウチの底を覗いてみましたが、全く残っていません。スープカレーではこれが普通なのでしょうか。

あまりにもサラサラしているので、ご飯とは別にスープ皿によそいました。

 

■「スープカレー」は、スープでもカレーでもない?

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いや、スープなのでは……という疑問がぬぐえませんが、早速いただきます。

辛さは控えめですが、スパイスが効いていているので程よく味がしまっています。

濃い目の味つけなので、トーストしたフランスパンをつけて食べたら美味しいだろうなぁ、と思いつつ、白ご飯を合わせて食べました。ご飯との相性は、悪くはないけどよくもないという感じです。

一方、ゴロゴロと大きな野菜たちにもスパイスの味がよく染みていて、こちらはご飯と食べてもよく合います。味の濃いおかずが、ご飯と合うという感覚に近いです。

うーん、このスープの煮汁感……。ひょっとして、「スープカレー」は、おでんや煮込み料理に近い料理なのではないでしょうか?

 

■総評:スープカレーは煮物なのかもしれない

味     ★★★★☆

辛さ    ★★★☆☆

水分量   ★★★★★

結局、「スープカレーはカレーなのか、スープなのか」という疑問は解決できませんでした。

さらに言えば、「筆者の2日目のカレーは、ただの水っぽいカレーなのでは!? 」と思うほど、今回いただいたスープカレーは水分量が多かったです。ただ、スープとしていただくには味が濃すぎます。煮物なのではないかと思うほど……。でも、美味しかったから何でもいいや。

カレー味が恋しいけれど、こってりどろどろのカレールーを食べる気分ではない……という方はぜひ、こちらのスープカレーを食べてみてはいかがでしょうか?

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