手軽においしく食べられるとあって、非常にポピュラーなメニュー・レトルトカレー。
みなさんは、甘口・辛口どちらが好みですか?
今回ご紹介するカレーは、「辛口が好き!」という方にはおすすめできないかもしれません……なぜならば、なんとフルーツの王様・メロンを使ったカレーだからです。
■七城メロンドームオリジナル商品『熊本菊池メロンカレー』
今回筆者が食べたのは、『自然のめぐみ菊池まるごと市場』の『熊本菊池メロンカレー』。価格は650 円(税込)です。
原材料には、カレールウ・小麦粉・炒めたまねぎ・にんじんといったオーソドックスな材料の他に“メロンピューレー”の文字が。さすがメロンカレー、実際にメロンが入っているというわけですね。
そして裏面には、びっしりと『菊池』の説明が載っていました。菊池とは、熊本県菊池市のこと。菊池市には、菊池米や水田ごぼうなど豊富な特産品があるそうですが、とりわけイチオシなのがメロンなのでしょう、今回の『メロンカレー』が作られるに至ったのですね。
菊池市には『七城メロンドーム』なる道の駅まであるそう。筆者は残念ながら行ったことがないので分かりませんが、メロンを模したドームが3つ並ぶ様は、きっと圧巻。菊池市の“メロン愛”が伝わってくるようです。
■甘いのに辛い…!メロンカレーは不思議な味
さて早速作りましょう。メロン愛をひしひしと感じる箱を開けると、中には銀色の袋が。
パッケージによれば、作り方は湯せんか電子レンジとのこと。筆者は電子レンジで作ることにしました。
お皿にあけるために袋を開封。筆者は「メロンはどこに入っているんだ……」という思いでいっぱいなので、思わず中身をのぞいてしまいます。てっきり真緑のカレーが入っているのかと思いましたが、見た目は意外と普通。
ラップをかけて電子レンジで温めること1分30秒。
完成! 本当にいたって普通のカレーです。香りが若干甘いような……? 早速実食してみましょう。
味★★☆☆☆
口に入れた瞬間、その甘さに驚きました。これがメロンの甘み……。さすがフルーツの王様、少し主張しすぎに感じるほどの甘みです。
しかし甘さの原因が“メロン”というだけあってフルーティーな味わいなので、くどさは感じませんでした。フルーツベースのカレーが好きな方には良いかもしれません。
具は若干少なめ、さらっとしたルーです。
辛さ★☆☆☆☆
先ほど述べたように非常に甘いので、本当は“☆☆☆☆☆”にしても良いほどなのですが、実はこのメロンカレー、あとから“辛さ”も追ってくるのです。
冒頭で“「辛口が好き!」という方にはおすすめできない”と書きましたが、案外そうとも限らないかもしれません。
「甘い!……ちょっと辛い?」という感じ。最初はとても甘いのですが、それとは別に辛さも感じる不思議な味わいです。
この感覚はあまり味わったことがありません……筆舌しがたい……。
メロンっぽさ★★★★★
“メロンっぽさ”については文句なしの星5つです。もはや“メロンカレー”ではなく、“メロン”と言っても差し支えないでしょう。
ちなみにルーの中にはメロンの繊維もちらほら。筋っぽい感じではなく、やわらかな繊維がたまに入っている程度なので食感はまったく気になりません。
果肉らしい果肉は入っていませんでしたが、ルーだけでも十分にメロンを感じられる一品でした。
不思議なカレーでしたが、ただ一言添えるのではあれば、“まずい”ということはありません。
熊本県・菊池市のメロンに対する熱くて甘い愛が伝わってくるカレーです。
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道の駅七城メロンドーム メロンカレー レトルト甘口 180g