「カレーライス」と聞くと、多くの人にとっては高カロリーな食べ物というイメージなのでは?
ですが、この『短角亭 赤べこカレー』に使われている「いわて短角牛」は、“黒毛和種と比べ脂肪分が少ない赤身の高タンパク牛肉”とのこと(パッケージより)。
なるほど、筋トレが趣味の筆者にはもってこいのカレーじゃないですか。
■地産地消の志がうかがえる
早速、ご飯を盛りつけてルーを注いでみます。あれ、なんかルーにつぶつぶがある……。
どうやらこれは雑穀(ひえ、あわ、アマランサス ※パッケージより)のようです。和牛同様、岩手県産の雑穀を使用しているんだとか。野菜もごろごろ入っていて、ヘルシー志向がルーに表れています。地産地消の志が素晴らしい。
■意外にもさっぱりめのルー!気になる短角和牛のお味は…?
いざ実食!
あっさりしたお味で、カレールーらしいコクはあまり感じられず、すーっと喉を通り過ぎていきます。スープカレーに近いかもしれません。
短角和牛のお味はというと、やはりそこはレトルト。正直、他との差は感じられにくかったですが、その代わり(?)にお肉の質感は絶妙。
脂肪分少なめということでかなりの歯ごたえを覚悟していたのですが、しっかり煮込まれていたことで牛すじのようなトロッとした食感になっており、新鮮でした。酒の肴に食べるのもよさげです。
ただ、これだけではなんだか物足りない働き盛りの20代筆者。
この際、ヘルシーさなどは気にしていられません。コンビニで買ってきたコロッケをオン。
すると、なんということでしょう(『大改造!! 劇的ビフォー○フター』風)。
さっぱりしたルーが油っぽいコロッケに絡んだことで、ちょっとこってりした質感になりました。イイ感じ。
ルーが具を邪魔せず引き立ててくれるおかげで、見事にコロッケが主役になり替わりました。カレーライスにコロッケをのっけたのではなく、コロッケ丼にカレールーをかけたようなイメージです。
なるほど、このルーはほかの食材を活かす味つけなのでしょうか……!?
ですが、今回はカレー単体を評価しなくてはなりません。ということで、評価は次の通り。
■総評
味 ★★☆☆☆
辛さ ★★★☆☆
パッケージ ★☆☆☆☆
今回はコロッケにしましたが、このカレーにトンカツをのせて、ソースをかけたらもっと美味しくいただけるはず(最初からカツカレーにすればよかったかなぁ)。
そう、なんでも“カツをオン”すれば美味しくなるのです。気になった方は、ぜひ試してみてくださいね。