【実食】カレー発祥の地に想いを馳せて。甘くてやさしい本物のカレーを召し上がれ。

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神保町や表参道などおしゃれな街に次々と登場するカレー専門店……。

パクチーが大量にのっているカレーや、色野菜をふんだんにつかった彩り豊かなカレーなど見た目も味もおしゃれなメニューに、ついつい目を奪われてしまいますよね。

でもひと通り流行りのカレーを食べるとオードソックスな昔ながらのカレーが食べたい……なんて気分になる人もいるのでは?(今まさに筆者がそんな気持ちです)

そこで今回は、カレー発祥の地として知られる横須賀の『海軍カレー ネイビーブルー』をご紹介します♪

 

■横須賀が日本のカレー発祥の地になった理由とは

明治時代、「洋食」といえばカレーライスのことだった、ということを知っている方も多いと思います。

辛いけどちょっと甘い、なんだか不思議であたらしい味がするカレーを、その時代の人々は好んで嬉しそうに食べたといいます。

今ではすっかり日本の食卓の定番メニューになっているカレーライスですが、日本に伝わった“きっかけ”は意外と知らない人が多いのではないでしょうか。

それにはこんなエピソードがあるんです。

明治の横須賀では当時、ビタミンB1が圧倒的に不足した海軍・陸軍の病死の最大の原因は脚気(かっけ)で、毎年たくさんの死亡者がでるなど深刻な問題になっていました。

そこで横須賀の海軍軍医が「兵食改革」に着手し、イギリス海軍で提供されていたカレー風味のシチューに小麦粉でとろみをつけてライスにかけたメニューを軍隊食に取り入れたところ、脚気での死亡者が激減したのだとか……!

このとき採用されたカレーのレシピが、いまの日本のカレーライスのルーツだと言われているそうです。

そして兵役を終え、故郷にもどった兵士たちが、妻や子どもにも食べてもらうためにそのレシピを言い伝え全国に広まったといわれています。

つまり、“大切な仲間や家族を救うため”に生み出され、日本に広まったメニューなのです。

 

■甘くてやさしくて懐かしい味わい

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さあ、カレーライスのルーツを学んだところでいざ実食。

まあるいお皿にごはんと『よこすか海軍カレー ネイビーブルー』をよそいます。

具はあまりないシンプルなカレーですが、ごろっと大きなお肉が入っているのでなんだか上品な見た目に。

まずはルーだけをひとくち舐めてみました。

甘い。

甘くてやさしくてあまいです……。

甘いとはいっても、ただ甘ったるいのではなくて、旨みがぎゅっと凝縮されたやさしい甘さ。

どうしてこんなに濃厚な味になるのだろうと裏のパッケージをのぞいてみました。

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なるほど……。見た目は具がなくシンプルなルーだと思っていたけれど、たくさんの野菜とりんごやマンゴーなどの果物が入っていて、それらが溶けてしまうほどじっくり煮込んで仕上げられたルーのようです。

しかも、レトルトながら不要な添加物はほとんど加えられておらず、やさしい材料なのが嬉しいですね。

仲間のためを想ってやさしい気持ちで作った当時の海軍兵のレシピが、今もそのまま語り継がれているのと思うと、なんだかほっこりします。

その名残で、今でも海上自衛隊では金曜日にカレーライスを食べる習慣があるのだそうです。

また、横須賀の街の人々も平和を願って金曜日にカレーをほおばる人が多いのだとか。

みなさんも昔ながらのカレーが恋しくなったときには、ぜひ「海軍カレーネイビーブルー」を食べながら、横須賀の地に想いを馳せてみてくださいね。

【参考】

発売元-株式会社 調味本事 HCY

※参照URL-http://kaigun-curry.net/about

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