食事をするう上で気になるのが、食材の産地。たとえば「黒豚」と聞くと、その産地に鹿児島を思い浮かべる人も多いでしょう。
筆者もそのひとりです。実際、ほぼ毎日自炊をする筆者は、可能なかぎり国産の食材を選び、そしてその背景を調べるようにしています。
では、鳥取の黒豚とはいったいどんなところで育っているのでしょうか。
■鳥取で黒豚!?
そもそも鳥取には、「東の富士山、西の大山」と称される中国地方最高峰、大山(だいせん)という山があります。標高は1,729mと決して高くはありませんが、その自然はとても豊かで、中国地方とはいえこの時期は豪雪、スキー場は多くの滑り手でにぎわうほど。
登山が趣味の筆者にとって、大山はいつか滑りたい憧れの地でもあります。そんな大山の麓で育った黒豚をふんだんに盛り込んだ、この「とっとり黒豚カレー」。実に気になります。
黒地に金文字が輝く、高級感あふれるパッケージ。その価格は¥648と、レトルトカレーにしてはややお高い。さて、値段に見合った満足感は得られるのでしょうか。
いざパウチを開けると、切り口を肉がふさいでルーが出てこない……。これは期待が高まってきました。
今回のカレーの相棒は、サトウのごはん「秋田県産あきたこまち」。ほどよい硬さと粘りがルーと絡むこと間違いなし。
■ふんだんに入った大サイズの豚肉
さて、さきほどの予想どおり、豚肉はおよそ3cm四方の大きさで、大口のスプーンと比較してもこのボリューム。「とっとり黒豚」の魅力はさっぱりとした脂身だというが、たしかに舌触りがよく、大ぶりのお肉が5個も入っていたにもかかわらず、しつこくない。歯ごたえも抜群です。
ルーはほんのりスパイスが効いた辛さで、好みを選びません。お肉のゴロッとした食感がアクセントになり、スプーンを口に運ぶペースが速まります。
■実は大山はあのCMで一躍有名に。
ところで、今回のカレーのおともに選んだサントリー「南アルプス天然水」。宇多田ヒカルがCMに出演し、山に登る姿が印象的でしたが、そのCM第2弾の舞台となったのが、大山の岡山県側 “奥大山”。
大山の黒豚と「奥大山の天然水」とのマリアージュも気になりましたが、ここでは手に入らず。
カレーと水との相性も、今後は追求していきたいところ。
たかがレトルトカレー、されどレトルトカレー。ただ温めて食べるだけでは、その真価にたどり着けないのではないでしょうか。
◎今回紹介したレトルトカレー
肉のはなふさ「とっとり黒豚カレー」 ¥648
米子空港オンラインショップで購入可能。
https://www.yonago-apshop.jp/products/detail.php?product_id=425
★購入はこちらから!カレーのお供に★
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