地鶏は鶏界の「ハリポタ」!? 阿波尾鶏カレーで学ぶ鶏界の裏事情

突然ですが、皆さんは最近映画をご覧になられましたか?

筆者は先週、世界的人気作『ハリーポッター』シリーズの映画、『ファンタスティックビースト』の2作目を映画館で観てきました。今もその余韻に浸っていて、自分のなかでのブームはしばらく続きそうです。

さて、今回は『徳島県産 阿波尾鶏使用 地鶏カレー』をご紹介。

そもそも地鶏ってどのような鶏なのかを、いま熱中しているハリーポッターの世界に例えて紹介していきます。

 

■「混血」以上が地鶏らしい

出典:Cat Act Art / Shutterstock

地鶏といえば、地域の名産鶏ですよね。それだけで勝手に高級でおいしそうと思ってしまいますが、地鶏も鶏肉のひとつ。あのスーパーで売っている鶏肉と何が違うというのでしょうか?

調べてみると、”地鶏”とは、地域の特徴を活かしつつ、ブロイラーよりも付加価値の高い肉質等を重視して改良した鶏肉のことだそうです。

ブロイラーとはあまり聞きなれませんが、短期間で成鶏に達するように育種改良された鶏肉です(※1)。一般にスーパーで売られている鶏肉のことで、国産肉用鶏の生産数のおよそ99%を占めているそうです。

地鶏肉には農林水産省が定める基準があり、日本農林規格 (JAS) に記載されている在来種由来の血液が50%以上である必要があります(※1)。

ハリーポ●ターの世界でいえば、在来種を”純血”な魔法使い、ブロイラーを”マグル”で例えると、お父さんかお母さんのどちらかが“純血”の魔法使いであれば、もう片方が”マグル”だとしても、その“混血”であるその子供は地鶏ということになりますね。ちなみに100%在来種“純血”も地鶏になります。

 

■阿波尾鶏はどんな魔法使い?

出典:PicMy / Shutterstock

このカレーに使われている阿波尾鶏も地鶏とのことですが、いったいどんな地鶏なのでしょうか?

阿波尾鶏は、在来種である軍鶏(しゃも)のお父さんと、ブロイラー出身のお母さんから生まれた地鶏です(※2)。軍鶏は、鶏同士を戦わせる競技「闘鶏」に使われた鶏種です。

そんな名家の“純血”の男性と、平凡な”マグル”の女性が出会って恋に落ち、さまざまな障害を乗り越えて結ばれたことでしょう。そして、その間に生まれたまるでハリーポ●ターのような“混血”の子どもが、「阿波尾鶏」ということですね。

そこには、ここでは語りつくせないラブストーリがあったことは間違いなしです。(妄想です)

 

■“地鶏界のハリー”が入ったカレーは美味しくないわけがない

では、いよいよカレーを実食。軍鶏パパとブロイラーママから生まれた、ハリポタ的地鶏カレーが入ったカレーはどんな味がするのでしょうか?

温めたパウチを開けると、カレースパイスのきいた美味しそうな香りが広がりました。この香りが本当によくて食欲をそそります。

お口に入れると、お肉の香り高い旨味がたっぷりでカレーとよくなじむ! カレーのほどよいスパイスが地鶏の美味しさを引き出して、5分でペロリと間食してしまいました。

「軍鶏パパとブロイラーママ、出会ってくれてありがとう!」

ぜひ、身分の格差という障害を乗り越えて結ばれた2人の愛に思いをはせながら、このカレーを食べてみてください。

 

■総評

味   ★★★★☆

辛さ  ★☆☆☆☆

コスパ ★★☆☆☆

いかがでしたか? 地鶏をハリーポッターの世界に見立てて紹介して見ましたが、地鶏は奥が深いのですね。筆者はこの記事を書いてみて、地鶏への見方が変わってきました。

安くて大量生産のブロイラーが広まっている中、地元で工夫しながら育てている地鶏は、応援したくなりますね。そんな地域の工夫が活かされた『徳島県産 阿波尾鶏使用地鶏カレー』。ぜひ食べてみてくさいね。

【参考】

※1 農林水産省『日本農林規格の改正について「地鶏肉」』

※2 丸本『株式会社 丸本 – 阿波尾鶏のこだわり』

※3 丸本『株式会社 丸本 – 阿波尾鶏 地鶏カレー』

【画像】

※ Cat Act Art / Shutterstock

※ PicMy / Shutterstock

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徳島県産 阿波尾鶏使用 地鶏カレー

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