何百種類とあるレトルトカレー。
皆が知っているようなスーパーマーケットで買えるような王道レトルトカレーから、“ご当地レトルトカレー”として各地に限定の商品まで、数えきれないほどの商品が揃っていますよね。
中には水色やピンク色のカレーから、イチゴやメロンなどを使った、本当に美味しいのか分からないカレーまで幅広くありますが、そんな数多ある商品の中から今回は“普通にめちゃ美味しい”カレーをご紹介します。
・期待値高すぎて、大丈夫?
紹介するのは、あの『俺のレストラン』を展開する俺の株式会社と、ご当地カレーを中心に開発する会社オフィスシンがタッグを組んだ『俺のカレー Premium』。
このカレー、初めて見たときに思ったのは「さぞや美味しいのだろう」です。
だって、あの『俺のイタリアン』など、星付き級のシェフが腕を振るう有名レストランを展開している俺の株式会社が運営しているし。
価格なんて、通常100円程で買えるほどのレトルトカレーに対し800円の約8倍もします。
さらに、このカレーは社長監修なのです。
他にも『俺のシリーズ』として“イタリアン”や“フレンチ”などのシェフが監修したレトルトカレーも販売しており、その価格は450円程。ちなみに、あのアパカレーが320円。
パッケージにも堂々と顔と名前を出し、「プレミアム」なんて名前を付けて、自分のレストランで雇っている有力シェフが監修したカレーよりも高価格で販売しているからには、よほど社長のプライドをかけたカレーなのだろうと、つまりめちゃめちゃ美味しいのだろうと、そう思ったわけです。
ちなみに、改めて伝えておくと、その期待値を優に超えるめちゃ美味しいカレーだったので、これを読んだ人もハードルをガンガン上げて是非食べてみてほしいと思います。
・いざ実食へ
まだその美味しさを知らない筆者は、いろいろな期待感を抱きながらいざ実食へと移っていきました。
調理方法は簡単。湯煎で5分、もしくはご飯に盛った上でラップをして500w約2分。
まだここにpremiumな要素はありません。
カレーを包む袋もいたってふつう。少しばかりの時間を、スマホで社長の略歴を調べながら待ちますが、やはり社長にシェフとしての経験はないようです。
タイマーの音が鳴り、お皿にご飯を盛り付け、ワクワクしながら袋を開けると、少し甘みを感じるカレーのにおいが広がり一気に食欲が増します。
ドキドキしながらお皿にカレーを流し込むと、まず驚くのはまるでスープのようなサラサラ感。
これは、他の多くのカレー店で食べる、または家庭でつくる馴染みのある少しドロッとした黄色に近いあのカレーとはちがい、ホテルで出てくるような黒くサラサラとしたカレー。
しかも、大きくはないが存在感のある肉もしっかりと入っています。
あぁ、美味しそう。
ついに盛り付けも終え、ここまで上がり切ったハードルと期待感を元に1匙目を慎重に口に運びます。
・あーー、普通にめちゃ美味しい!
上がり切ったハードル、高まった期待感。
1口でそんな心は真正面からあっさり超えてくれました。
まず感じるのは、野菜をしっかりと炒め煮込んだような芳醇な甘みです。
1口のカレーに乗っかってきた甘さは、口に残るようなしつこさはなくあっさりとしており、サラサラとした食感と相まってスーッと舌に馴染んでいきます。
鼻から入ってきて、口いっぱいに広がった甘みはそのまま流れるように喉の奥に消え、後には奥に隠れていたコクと少しピリッとした辛さが残ります。
純粋な、「美味しい!」という感情が心と口を満たしてくれて、自然と2口目へとスプーンが進みました。
これは、スプーンが止まりません。口に含んだ瞬間に感じる甘さと、後から来る奥深いコクに辛さ。この後からの辛さが程よく口を刺激してくれるのでまた甘さが口に欲しくなります。
甘い、コク、辛い。甘い、コク、辛い。この黄金のカレースパイラルが常に食欲を増進させ、さらさらと口の中を流れていく。きっと、カレーは飲み物だと言った人はこんな気持ちだったのでしょう。
また、時たま口に飛び込んでくる牛肉も、舌でおさえるだけでホロホロと崩れる柔らかさに仕上がっており、カレースパイラルを推進させます。
とにかく、終始美味しいという幸せに襲われ、あっという間に食べ終わってしまいました。
なるほど、これはpremiumだ。
どれだけハードルを上げても満足してもらえるでしょう。そんな社長の自信とこだわりを感じられるカレーでした。
あぁ、レポート書いていたらまたお腹が空いてきた。
もう1食食べちゃおうかな、でも2食で1,600円……。ま、いいか。美味しいし。
【参考】
俺の株式会社 HP http://www.oreno.co.jp/
オフィスシン HP http://officeshin.com/
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