6,000km離れた料理が融合?インドと仙台の料理が出会った「牛たんカレー」とは!?

皆様、今日も元気にカレー、食べていますか?

私事ではございますが、先日ようやく岡山県の呪縛から解放され、今回は岡山県産以外のカレーを紹介させていただくこととなりました。(詳しくはよっすぃの過去記事をご覧ください。)

今回ご紹介するのは『べこ正宗 牛たんカレー』。今までの中で一番おいしそうなタイトルのレトルトカレーを引き当て、思わずガッツポーズがでました。内心ですが。

パッケージを見てみると、「“牛たんの仙台”と“カレーのインド”、遠く離れた故郷の料理を取り結び、最高のハーモニーを生み出した」とのこと。つまり、まずこの2つについて理解を深めれば、より一層美味しく食べられると筆者は考えました。これら2つの郷土料理について、自身の経験を交え触れていこうと思います。

 

戦後の復興を支えた!? 牛たん焼き

牛たんといえば学生時代、仙台へ旅行へ行ったときに食べに行った牛たんのお店の味が忘れられません。お店の名前は忘れました。多分どこで食べても美味しいです。

今回牛たんカレーを食べるにあたり、「なぜ仙台といえば牛たんなのか?」という疑問が湧いたので、少し調べてみました。牛たん焼きの生みの親は、一説によると、昭和23年に牛たん焼きのお店「太助」の初代店長がお店で出したのが始まりとのことです。このお店の名前、聞いたことがあるのでおそらくここで食べましたね私。

当時は太平洋戦争が終結し、日本は戦後復興に向かっていた時代です。戦後混乱期とは物騒なものだったようで、戦争未亡人の方が飲食店をあちこちで開いていたようです。中でも手軽に開業できたのが「焼き鳥屋」だそうで、実態としては鶏肉に限らず豚肉や牛肉なども扱っていたそうな。

そんな時代に、同じく焼鳥屋を営んでいた店長は、美味しいものを提供しても他の人に調理法を簡単に真似されてしまうので、「簡単には真似されない自分だけの料理を作りたい」と考え、洋食料理の牛たんを「牛たん焼き」として世に出したそうです。

なかなか面白そうな話ですが、テーマはあくまでカレーなので、この辺にしておきましょう。

 

インド人もあまり知らない!? カレーの呼び方

「カレーの故郷はインド」とのことで、少し調べてみました。インドの公用語ヒンディー語でカレーは「करी」と呼ぶみたいです。読み方はわかりません。しかもインドの人達はカレーのことを「करी」とはあまり言わないという噂も。何の情報だったのかはわかりませんが、豆知識ですのでぜひドヤ顔で披露してみてはいかが?

 

実食

そんな仙台のソウルフードが煮込まれたカレーとのことで、美味しくないわけがない。作り方は、パウチのまま5分お湯に入れて温めるだけ。早速盛り付けてみましょう。

Image uploaded from iOS (16)

盛りつけで驚いたのが、牛たんが超多いこと! そんなに入るスペースあったのかというくらいパウチからゴロゴロと牛たんが現れました。パッケージ写真のように盛りつけようと思いましたが、著者の皿の深さでは牛たんの魅力を表現できなかったため、ライスon牛たんスタイルで盛りつけました。

Image uploaded from iOS (15)

美味しそうなカレーの匂いがします。

まずはルーから。中辛とありましたが、まろやかさがあり甘味も感じられます。牛たんが煮込まれているからでしょうか。

次にメインの牛たんをいただきます。脂身は少なめですが、しっかり“牛たん”の味がします。なかなかにクオリティが高い! レトルトカレーというと、具材が少なく最後は米とルーが残ってしまうイメージでしたが、これだけ具材が入っているため、最後の一口は牛たんを食べて終えることができました。

 

食べ終えて

このカレー最大の魅力は、やはり“コスパ”だと思います。これだけの牛たんが入ったカレーが、600円弱で食べられるというのはなかなか珍しいのではないでしょうか。レトルトカレーにはコスパを求める、牛たんを気軽に沢山食べたいという方にはぜひお勧めしたいカレーでした。

 

■総評

カレーの味 ★★★★☆

辛さ       ★★☆☆☆

コスパ     ★★★★★

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べこ政宗 牛たんカレー 210g

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